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アカデミー賞「ジョーカー」最多11部門ノミネート、「1917」「ワンハリ」が続く

ナタリー

20/1/14(火) 0:06

「ジョーカー」Blu-ray&DVDジャケット TM & (c)DC. Joker (c)2019 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.

第92回アカデミー賞のノミネーションが、アメリカ現地時間1月13日に発表された。

今回最多ノミネートとなったのは11部門で候補となった「ジョーカー」。作品賞のほか、トッド・フィリップスが監督賞、ホアキン・フェニックスが主演男優賞の候補となった。フェニックスが同賞にノミネートされるのは3回目で、受賞すると初めての栄光となる。

次いでノミネート数が多かったのは、10部門で候補となった「1917 命をかけた伝令」と「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。「1917 命をかけた伝令」は作品賞のほかサム・メンデスが監督賞、ロジャー・ディーキンスが撮影賞にノミネートされた。ディーキンスは第90回の「ブレードランナー 2049」でも同賞に輝いている。そして「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は作品賞のほか、クエンティン・タランティーノが監督賞と脚本賞、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブラッド・ピットが助演男優賞の候補に。タランティーノが監督賞の候補になるのは第82回の「イングロリアス・バスターズ」以来で、脚本賞は過去に「パルプ・フィクション」「ジャンゴ 繋がれざる者」で2度受賞している。ディカプリオは「レヴェナント:蘇えりし者」で第88回の主演男優賞に輝いており、2度目の受賞に期待がかかる。

また、Netflix作品「アイリッシュマン」は9部門で10の賞にノミネートされた。マーティン・スコセッシが監督賞、アル・パチーノとジョー・ペシが助演男優賞の候補に名を連ねている。スコセッシが監督賞にノミネートされるのは第86回の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」以来で、受賞を果たせば第79回の「ディパーテッド」ぶり。昨年の「ROMA / ローマ」のアルフォンソ・キュアロンに続き、Netflix作品の監督が2年連続で受賞することとなる。

なおポン・ジュノの監督作「パラサイト 半地下の家族」は、作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚本賞など6部門にノミネート。作品賞ではほかに「フォードvsフェラーリ」「ジョジョ・ラビット」「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」「マリッジ・ストーリー」も候補となった。スカーレット・ヨハンソンは「マリッジ・ストーリー」で主演女優賞、「ジョジョ・ラビット」で助演女優賞と、ダブルノミネートを果たしている。

第92回アカデミー賞ノミネーション

作品賞

「フォードvsフェラーリ」
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
「マリッジ・ストーリー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト 半地下の家族」

主演男優賞

アントニオ・バンデラス「Pain and Glory(英題)」
レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
アダム・ドライバー「マリッジ・ストーリー」
ホアキン・フェニックス「ジョーカー」
ジョナサン・プライス「2人のローマ教皇」

主演女優賞

シンシア・エリヴォ「ハリエット」
スカーレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」
シアーシャ・ローナン「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
シャーリーズ・セロン「スキャンダル」
レニー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」

助演男優賞

トム・ハンクス「A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)」
アンソニー・ホプキンス「2人のローマ教皇」
アル・パチーノ「アイリッシュマン」
ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

助演女優賞

キャシー・ベイツ「リチャード・ジュエル」
ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」
スカーレット・ヨハンソン「ジョジョ・ラビット」
フローレンス・ピュー「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
マーゴット・ロビー「スキャンダル」

長編アニメーション賞

「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「失くした体」
「クロース」
「Missing Link(原題)」
「トイ・ストーリー4」

撮影賞

ロドリゴ・プリエト「アイリッシュマン」
ローレンス・シャー「ジョーカー」
ジェアリン・ブラシュケ「The Lighthouse(原題)」
ロジャー・ディーキンス「1917 命をかけた伝令」
ロバート・リチャードソン「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

衣装デザイン賞

「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

監督賞

マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン」
トッド・フィリップス「ジョーカー」
サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」

長編ドキュメンタリー賞

「アメリカン・ファクトリー」
「The Cave(原題)」
「ブラジル -消えゆく民主主義-」
「娘は戦場で生まれた」
「Honeyland(原題)」

短編ドキュメンタリー賞

「In the Absence(原題)」
「Learning to Skateboard in a Warzone (If You're a Girl) (原題)」
「眠りに生きる子供たち」
「St. Louis Superman(原題)」
「Walk Run Cha-Cha(原題)」

編集賞

「フォードvsフェラーリ」
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「パラサイト 半地下の家族」

国際長編映画賞

「Corpus Christi(英題)」(ポーランド)
「Honeyland」(北マケドニア)
「レ・ミゼラブル」(フランス)
「Pain and Glory」(スペイン)
「パラサイト 半地下の家族」(韓国)

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

「スキャンダル」
「ジョーカー」
「ジュディ 虹の彼方に」
「マレフィセント2」
「1917 命をかけた伝令」

作曲賞

ヒルドゥル・グーナドッティル「ジョーカー」
アレクサンドル・デスプラ「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
ランディ・ニューマン「マリッジ・ストーリー」
トーマス・ニューマン「1917 命をかけた伝令」
ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

歌曲賞

「君のため」(「トイ・ストーリー4」)
「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」(「ロケットマン」)
「I'm Standing with You」(「Breakthrough(原題)」)
「イントゥ・ジ・アンノウン」(「アナと雪の女王2」)
「スタンド・アップ」(「ハリエット」)

美術賞

「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト 半地下の家族」

短編アニメーション賞

「Daughter(英題)」
「Hair Love(原題)」
「Kitbull(原題)」
「Memorable(原題)」
「Sister(原題)」

短編実写映画賞

「Brotherhood(原題)」
「Nefta Football Club(原題)」
「The Neighbors' Window(原題)」
「Saria(原題)」
「A Sister(英題)」

音響編集賞

「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

録音賞

「アド・アストラ」
「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

視覚効果賞

「アベンジャーズ/エンドゲーム」
「アイリッシュマン」
「ライオン・キング」
「1917 命をかけた伝令」
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

脚色賞

スティーヴン・ザイリアン「アイリッシュマン」
タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」
トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー「ジョーカー」
グレタ・ガーウィグ「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
アンソニー・マクカーテン「2人のローマ教皇」

脚本賞

ライアン・ジョンソン「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」
ノア・バームバック「マリッジ・ストーリー」
サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン「パラサイト 半地下の家族」

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