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くるり岸田、サバンナ高橋&ニューヨーク嶋佐とトークライブ くるりの25年を振り返る

ぴあ

トークイベント『くるりトーク』より

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今年結成25周年を迎えたくるりが渋谷PARCOとコラボし、11月27日からポップアップショップ『くるりの25回転』を渋谷PARCOの4階にオープン。それを記念して、11月28日には、くるりの岸田繁(Vo / G)、サバンナの高橋茂雄、ニューヨークの嶋佐和也の3人でスペシャルトークイベント『くるりトーク』を行った。

くるりトークは、渋谷PARCOの10階にあるカフェバー“ComMunE”にてコロナウイルス感染予防対策に配慮し有観客で開催。進行を務める高橋が呼び込むと、温かい拍手に包まれながら岸田が登場した。オープニングは3人の関係性からスタート。高橋と同じ中学・高校の1年後輩である岸田は、中学時代に空手部だった頃、柔道部に所属している高橋のことを「道場でずっと見てました」と告白。嶋佐は、ニューヨークの単独ライブの出囃子に13thシングル「ロックンロール」を使用し続けるほどくるりの大ファンで、「10年以上前に阿佐ヶ谷で声を掛けさせてもらったことがあります。我慢できなくて、好きすぎて!」と興奮気味にくるり愛を語った。

ニューヨーク嶋佐(左)とサバンナ高橋

くるりの年表を元に、高橋と嶋佐が思い出に残っている曲とともにくるりの歴史を辿っていく。くるり結成からトークは始まり、1998年のデビューシングル「東京」の話題へ。当時、サバンナが大阪でやっていたラジオ番組にデビュー前のくるりが出演したことを話し、「“イケるイケるよ、がんばりやー”って言ってたら、「東京」でどーんとイったから、おぉってなって(笑)。衝撃受けた!」と高橋は振り返った。地元山梨の野外フェス『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER』でくるりを観ていたという嶋佐は、「雨の中で聴いた「東京」がメッチャよかった」と懐かしんだ。

続いて高橋は「ばらの花」が収録されている3rdアルバム『TEAM ROCK』の頃を振り返り、「このアルバムがすごい好きで、とんでもない人達やなって思ったんですよ。全国規模になっていくくるりを体感したアルバム。ちょうど仕事がなくなった時期で、くるりとの天と地感が自分にやってきて。くるりを遠い人って感じてたわ」と語った。すると岸田は、「「ばらの花」の歌詞にジンジャーエールが出てくるんですけど、神社で書きましたね」とまさかの告白。2人が「神社!」と驚愕すると、「神社でええ曲書けたから、ここから数曲神社で書きましたね」と話し、さらに驚かせた。

「くるりと差が開きすぎたとき、くるりの曲が聴けなくなって。でもこの頃やっと自分達の番組をやらせてもらえたりして、またくるりを聴けるようになったんですよ」と高橋が改めてくるりを好きになったといってあげた曲は、7枚目のアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』に収録の「スローダンス」。岸田は「ちょうどこの頃に自分が作りたいと思ってる音楽を初めて作れるようになった」と当時を振り返った。

自分達のアルバムを聴き返すことがほとんどないという岸田に対して、メンバーの佐藤征史(B)はスタジオでよくくるりの曲をかけると明かした岸田。「バンドメンバーとスタジオでお酒を飲み始めると、佐藤が自分らのアルバムをかけ始めて、解説し始めるんですよ。そこで聴いてたら、“あぁこの曲全然知らんわ”みたいな曲がかかったりとかね(笑)」という岸田に、「知らんことはないやろ、あなたが作ってるんですから(笑)」と高橋がツッコミを入れ、会場を沸かした。

トークイベント『くるりトーク』より

また、10thアルバム『坩堝の電圧』の話題では、「このときすごくメンバーが増えまして。“知らん人3人入ってきた”みたいな感じになったんですよ」と岸田が話すと、「そんなことある?」と高橋が鋭くツッコミを入れる。さらに、「昔からなんですけど、誰でも入っていいよっていうバンドでもあったんですよ」という岸田に、「そんな図書館みたいなバンドありますか?」と高橋が畳み掛け、会場は笑いに包まれた。

2016年にリリースされた「琥珀色の街、上海蟹の朝」の話題では、高橋が「なんなのこの曲?」と質問。岸田は「若いマネージャーに新曲書いてくださいって怒られて。若い子が鼓舞してくれたから、ラップにしよかって」と楽曲制作の経緯を話すと、「理由、浅っ!」と驚く高橋に、嶋佐は大爆笑だった。この曲の一般応募で制作されたMusic Videoには、高橋が一般応募したイラストが採用されたそう。

最後は最新アルバム『天才の愛』の話題に。「聴き心地がややこしい感じのアルバムで。コロナの期間、籠って作っていろいろやったから、多分5年後ぐらいに“あ、こういうことか!”ってなるようなアルバムじゃないかなって。“5年殺し”みたいな(笑)」と岸田がポツリ。「『天才の愛』、2026年にもっかいしゃべりましょうか」という高橋に嶋佐も同意した。約50分ながら濃い内容のトークが繰り広げられ観客は満足そうだった。

くるりの岸田

ポップアップショップ『くるりの25回転』では、25周年限定商品やここでしか手に入れることができないアイテムなどを12月14日まで期間限定販売。その他にも、地下1階の“ユニオンレコード渋谷”では、「くるりのプレイリスト」と題し、くるりのふたりがセレクトしたアナログレコードを展示。13枚のオリジナルアルバムを発表しているくるりのふたりが、各アルバムのリリースの年によく聞いていた曲が収録されたアナログ盤13枚が紹介されている。そして、同じく地下1階にある“立飲みビールボーイ”では、くるりの楽曲をモチーフにした「くるりスペシャルコラボメニュー」が販売されている。

■『くるりの25回転』スペシャルサイト:
http://quruli.net/qrl25kaiten/

<ライブ情報>
『くるり 結成25周年記念公演』

2022年1月23日(日) 大阪・フェスティバルホール
開場 16:30 / 開演 17:30
キョードーインフォメーション:0570-200-888(11:00~16:00日祝休)

2022年2月11日(祝・金) 東京・東京ガーデンシアター
開場 16:30 / 開演 17:30
HOT STUFF PROMOTION:03-5720-9999

公演情報はこちら:
https://www.quruli.net/category/live

くるりオフィシャルサポーターズクラブ「純情息子」:
https://junjoumusuko.com

関連リンク

『天才の愛』特設サイト
https://www.jvcmusic.co.jp/geniuslove/

くるり Website
http://www.quruli.net/

くるり Facebook
https://www.facebook.com/qrlinfo/

くるり Twitter
https://twitter.com/qrlinfo

くるり Instagram
https://www.instagram.com/quruli_official/

くるり YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/QuruliOfficial

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