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あれ?死んじゃうかも…坂口拓が「狂武蔵」77分ワンカットの激闘を振り返る

ナタリー

20/8/21(金) 12:56

左から下村勇二、坂口拓。

「狂武蔵」の会見が本日8月21日に東京・ユーデンフレームワークスで行われ、主演の坂口拓と監督の下村勇二が出席した。

坂口演じる宮本武蔵が400人もの剣士と死闘を繰り広げるさまを描き、91分のうち77分間をワンシーンワンカットで映し出した本作。坂口は「実際は588人を斬りました」と2011年12月に撮られた該当シーンを振り返り、「開始5分で指の骨が折れちゃったんです。でも、ここからあと70分以上指が折れた状態でできるんだ! おいしいなと思って(笑)」と茶目っ気たっぷりに語る。緊張を途切れさせないよう、現場には真剣を持った剣術家に立ってもらったそうで「剣術家の方の手が震えているのを見て、あれ? 死んじゃうかもしれないと初めて緊張しましたね」とコメントした。

同場面の撮影に携わっていなかった下村は「40分を超えてから、相手を気配だけで本能的に斬っていくいく様子が面白かった」と映像素材を初めて観たときの心境を伝える。彼は映像を世に出すために方法を模索していたといい「『アニマルプラネット』みたいにナレーションで客観的な説明を入れたら面白いんじゃないかと思っていた」とぽつり。そして「当時は3日間くらいのイベント上映で終わるんじゃないかと考えていました。追加撮影もできて、公開が叶って本当にうれしい」と喜びを噛み締めた。

劇中には「キングダム」で坂口と仕事をともにした山崎賢人が出演。彼について2人は「熱い男だよね」と言い合い、下村は「自分の出番が終わったあとも『遠くからでいいので見させてください』と坂口くんが戦っている姿を見ていた」と、坂口は「第一印象は“男の子”という感じだったんです。でもだんだん男の強い顔に変わっていった」とエピソードを披露した。

最後に下村は「戦いを通して坂口の生き様が描かれています」と本作。坂口は「こういう時期だからこそ、大切なものを残したい」と新たな侍映画への出演に意欲を見せ、「“たくちゃんねる”のチャンネル登録よろしく!」と自身のYouTubeチャンネルをアピールした。

「狂武蔵」は全国で上映中。

※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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