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「糸桜」再演本日スタート、初演メンバーの波乃久里子・喜多村緑郎・大和悠河が思い述べる

ナタリー

左から大和悠河、波乃久里子、喜多村緑郎。

「糸桜~黙阿弥家の人々 ふたたび~」が、本日11月29日に東京・中央区立日本橋公会堂で開幕する。

これは、劇団新派文芸部の齋藤雅文の声掛けにより結成された劇団内ユニット・新派の子による公演。河竹登志夫の小説「作者の家」を原作にした本作は、齋藤の脚色・演出により2016年に初演された作品だ。劇中では、河竹黙阿弥の作品群を生涯をかけて守り抜いた、黙阿弥の娘・糸を主人公にした物語が描かれる。再演となる今回は、初演版の出演者である波乃久里子、喜多村緑郎、大和悠河らが登場する。

上演に向けた意気込みを、糸役の波乃は「5年振りにね、ここに3人で立ちましたでしょう。みんなそれぞれの思いが顔に刻まれている。人生の重みっていうんでしょうかね。良い5年間だった気がするんです。私の大好きだった『糸桜』をもう1回再演できるということはものすごくうれしいですし、成功したら、これは何回も何回もやらせていただいて、私たちのレパートリーにしたいですよね。こんなに良い作品に出会うことって珍しいんです。感謝ですよね」と思いを述べる。

喜多村は「齋藤さんが丁寧に当て書きしてくださったオリジナルから5年が経ち、より深く感動してもらえるような作品になりました」とコメントし、初演時初めて新派作品に参加した大和は「5年前に『糸桜』に出会ったことが本当にうれしくて、大好きな作品で、再演されたらいいなとは思っていたんですけど……再演されたら呼んでもらえないと思っていたので、また皆さんとご一緒させていただけることが、本当にうれしいです」と語った。公演は明日11月30日まで。

「糸桜~黙阿弥家の人々 ふたたび~」

2021年11月29日(月)・30日(火)
東京都 中央区立日本橋公会堂

原作:河竹登志夫「作者の家」
脚色・演出:齋藤雅文
出演:波乃久里子、喜多村緑郎、大和悠河 ほか

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