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渡辺真起子とユーロスペース支配人が対談、宣言下の本音やミニシアターへの思い語る

ナタリー

左から北條誠人、渡辺真起子。

俳優の渡辺真起子と東京・ユーロスペースの支配人である北條誠人が7月8日に対談を実施。映画好きのためのオンラインコミュニティ・ミニシアタークラブで動画が公開されている。

2020年コロナ禍においてSAVE the CINEMAやミニシアター・エイド基金の活動が立ち上がる中、渡辺は井浦新や斎藤工とともにミニシアターを支援するプラットフォーム・ミニシアターパークを設立。現在ミニシアターパークは希望を受けた映画館にオリジナルTシャツを卸し、その売上収益で映画館を支援する活動を行っている。

東京都に4度目の緊急事態宣言が発出されたことを受け、北條は「またかという気持ちです。いつも本当に突然なので対応が非常に難しいです……。準備ができない。7月10日から篠田正浩監督の『夜叉ヶ池(4Kデジタルリマスター版)』の上映が始まるんです。舞台挨拶で篠田正浩監督、坂東玉三郎さんが舞台挨拶でいらっしゃって、その司会をするんですが、そちらで頭がいっぱい。そういう毎日の運営とジャッジがある中で大変です」と吐露した。

渡辺はユーロスペースで舞台挨拶を行うことが多く、最初に登壇した作品は1999年公開「M/OTHER」にさかのぼるという。「カンヌ国際映画祭にも初めて参加できる機会をいただいて、帰国後は自分を保つためにお弁当屋さんのアルバイトを始めました(笑)。映画祭と日常生活の落差もあってそれを解消するために」と渡辺が振り返ると、北條も「初めて参加したときは、ギラギラとした大勢の人たちに圧倒されてクラクラしました(笑)」と同意する。また渡辺は「子供の頃から自分の居場所を見つけられずに生きてきたんですが、映画館で映画を観るという“体験”が自分にマッチすると気付き、世界や社会を知ったり考えたりする“居場所”を映画館に見つけました。今でも自分の居場所だと思ってます。それと同時に俳優としての私自身を見つけてもらえる大切な場所です」とミニシアター、映画館への思いを口にした。

対談の模様はミニシアタークラブに入会後、視聴可能だ。

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