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BOYSぴあSelection 第24回 板垣瑞生

板垣瑞生 Part2「恋愛で奇跡は起こせるのか?その行方をみてほしいです」

PART2

19/9/21(土)

板垣瑞生くん特集、PART2では初主演映画『初恋ロスタイム』について、たっぷりうかがっています! 初めての主演を経験して、瑞生くんが得たものとは?

── 初主演作『初恋ロスタイム』がいよいよ公開されますが、主演をやってみていかがでしたか?

板垣 すごい緊張しました! でもただの恋愛映画ではなくて、ファンタジー要素もある素敵な作品で初めての主演をやらせていただけたので、すごく嬉しかったです。好きなように演じさせていただけて、主演を経験できてよかったなと思うことがたくさんありました。

── 最初感じた緊張は、だんだん楽しさに変わった?

板垣 そうですね。でも緊張よりも、面白い映画にしたい! という気持ちが大きかったです。どう演じたら、今まで観たことがない恋愛ものに見えるかなって考えて。自分が見てきた先輩俳優さんたちの背中を追いかけて、主演に恥じない演技をしようと思いました。

── 作品はキュンキュンするし、泣けるし、そして重たいテーマでもあるんだけど明るい、ポジティブなお話ですよね。

板垣 すごく明るい映画ですよね! 今まで、暗い役をやることが多かったので、初めて主演させていただく映画がこういう明るいお話でよかったです。

── あまり今までは恋愛ものをやっていなかったかと思うのですが、とまどいはありました?

板垣 やっぱり大変ではありました。でも、恋愛ってみんな結局は不器用になるし、器用にできる恋愛は恋愛ではないと思うんです。だから、相葉孝司という青年がひとつの恋愛に対して、一生懸命になっていて、変わろうと頑張っている、その不器用さや必死さをそのまま出せたらいいのかなと思って演じました。恋愛ってしようと思ってするものではないと思いますし、カッコつけずにやりました。

── 孝司はすごく等身大の男の子だから、観る側も親近感があると思いました。そして、恋愛ものなんだけど胸キュンな映画ではなくて、骨太なストーリーだから、孝司が成長していく様は見どころのひとつでした。

板垣 そうですね。時音(吉柳咲良)に出会ってから、どんどん変わっていく孝司を、好きな人ができたら自分ならどんな風に変化していくかなって考えながら観ていただけたら嬉しいです。

── 孝司のキャラクターは最初から理解できました?

板垣 そうですね。自分の中でやったことのないテイストで演じてみたくて、最初から明るく作ろうかなと思っていました。今まで、ちょっと影のある人物を演じることが多かったこともあって、その真逆をやってみたいなと。誰かを元気にする映画を作りたいと前から思っていて、ストーリーもポップで心にスッと入ってくる内容なので、そういう意味でも明るいキャラクター作りを心掛けました。

── 吉柳咲良さんは初めての映画出演でした。自分が引っ張ってあげなきゃ、という気持ちはありました?

板垣 もちろんそう思っていたんですけど、吉柳さんの持っている、活発な女の子の雰囲気が時音そのものだったので、演じているという感じがしなかったんです。撮影時、吉柳さんは14歳で僕は17歳だったんですけど、まだ14歳なのに、すごく演じることへの覚悟みたいな気迫を彼女から感じて。自分も頑張らなければ! という気持ちに逆にさせられました。

── 吉柳さんとは待ち時間などではお話しできました?

板垣 いまどきの中学生の事情とか、聞きました。中学生なんだなーと思って(笑)。でも本当に年下とか妹みたいとかいう感覚はなくて、対等な関係で演じることができたと思います。

── 印象に残っている撮影シーンをあげるとしたら?

板垣 自転車で二人乗りするところです。吉柳さん、めちゃくちゃビビッていたんです。可愛いですよね(笑)。大丈夫かな? って思うくらい怖がっていたので、撮影の前に二人で二人乗りの練習をしました。実際の撮影に入って、僕も自転車で坂道をすごいスピードで走るシーンは、ちょっと危ないんじゃないかなって思うくらいだったんですけど、でも若いってこういうことだろうなって思いました。恋しているときって、こんな風に何がなんでも止まれないんだな、こういう恋愛してみたかったなって夢を見させてくれるので、この作品で印象的なシーンのひとつだと思います。

── 大人が観てもキュンとくるシーンですね。

板垣 あと指切りげんまんするところ! 指切りげんまんってしますか? ふふふ(笑)。あのシーンは超可愛いんですよ! 公園の芝生でピクニックして。お弁当を食べて、指切りげんまん……あの二人だけの時間は、朝食でおいしいパンを食べているような、心温まるシーンです。

── それから、ストーリーとしては、竹内涼真さんと石橋杏奈さんご夫婦のお話がサイドストーリーとして展開します。竹内さんは瑞生くんにとって先輩俳優さんですけど、共演はいかがでしたか?

板垣 竹内さんとはたくさんお話しさせていただけて嬉しかったです! 緊張しましたけど、あまりいないタイプの先輩で、場を盛り上げて引っ張ってくださる、勢いのある方でした。でもいざ撮影に入るとすごいオーラで「竹内さん、カッケー!」ってなりました。すごく勉強させていただきました。この映画の撮影を通して、すごくいろんなものをいただいた気がします。

── この作品は恋愛ものですけど、孝司と同世代の男性が観ても楽しめる映画だなと思いました。

板垣 そうなんです。女性しか観れない恋愛映画ではないんですよ。家族でも楽しんでもらえるし、全世代の方が観られる映画だと思うので、観た後に日常会話の一部にしていただけたら嬉しいです。

── 初主演映画、自信作になったんですね!

板垣 はい、自信作です! この作品が、観た人を元気にさせられて、誰かのちょっとした奇跡になれたらいいなと思います。この映画は時間が止まるというフィクションなんだけど、実際に時間が止まって恋愛をしたら、きっとこうなるだろうなあというストーリーが描かれています。そして最後の最後に奇跡の大逆転が待っています。恋愛で奇跡は起こせるのか? その行方を観ていただけたら嬉しいです。

── 初主演を経て、俳優としてこうなっていきたいなあという目標は生まれましたか?

板垣 主演をしてみて感じたのは、やっぱり自分がまわりを支えてあげられないといけないし、向かい風を起こさないといけない、いい作品にできるかの要の存在なんですよね。それはすごく大変でしたけど、でもすごく楽しかったです。映画っていいなって改めて思えました。

主演をやってみたことで、主演の大変さがわかったので、自分が主演ではないときでも、主演の方をサポートすることができたらなって思いました。各々の役割の大切さもわかりましたし。そして、お芝居が好きだ、という気持ちが自分の中でまたひとつ大きくなりました。その気持ちだけは忘れたくないし、きっとどんな作品をやっても変わらないものだと思います。だから、これからも何でもやってみたいです! 何でもできる俳優になってみせます。

── まだ18歳なのに本当に素晴らしいです。

板垣 とんでもないです(笑)。あと主題歌の緑黄色社会さんの「想い人」がすごくいい曲で、この映画のために書き下ろしてくださった歌詞が映画の内容にぴったり合っているので、最後にじっくり聴きながら、物語の余韻に浸っていただけたら嬉しいです。孝司が恋をして変わっていく様子を一緒に観て、その奇跡を追っていただけたら、最後にすごく素敵な気持ちになっていただけると思います。

板垣瑞生くんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント! 応募の方法はこちら。

撮影/高橋那月、取材/藤坂美樹、ヘアメイク/奥山信次(barrel)、スタイリング/石橋修一、
衣装クレジット/《衣装クレジット》
パジャマ編
カットソー¥12,000、スウェットパンツ¥16,000(共にレイニング チャンプ/サザビーリーグ)
ブランケット¥21,000(ベアフット ドリームズ/サザビーリーグ)

メガネ編
シャツ¥36,000(シャリーフ/Sian PR)
カットソー¥12,000(ブフト/HEMT PR)
パンツ¥28,000(コノロジカ/HEMT PR)
メガネ¥37,000(CUE by kamuro/カムロ 青山店)

問い合わせ先
スタジオ ファブワーク 渋谷区神宮前2-6-6 秀和外苑レジデンス306 03-6438-9575
Sian PR 渋谷区渋谷2-2-3 ルカビルⅡ 3F/4F 03-6662-5525
サザビーリーグ 渋谷区千駄ヶ谷2-6-3 03-5412-1937
HEMT PR 渋谷区神宮前2-31-8 FKビル3F 03-6721-0882
カムロ 青山店 渋谷区神宮前4-4-11 根津プレイス表参道1F 03-5772-2460)

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