星野源が、本日11月11日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われた映画「罪の声」の大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した。

「罪の声」は塩田武士の同名小説をもとに、昭和最大の未解決事件に翻弄される2人の男の姿を描いた作品。ドラマ「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がけたことでも話題を集めている。星野はテーラー曽根の2代目店主・曽根俊也を演じる。舞台挨拶には星野に加え、事件を追う記者・阿久津英士役の小栗旬、犯行テープに声を使用されたことで事件に巻き込まれる生島望役の原菜乃華、望の弟・総一郎役の宇野祥平、監督の土井裕泰が登壇した。

作品を鑑賞した観客たちに星野は「いろんなメッセージが含まれている映画です。今はいろんな感情になっていると思います」と呼びかけ、「ミステリーでもあり人間ドラマでもある。たくさんの魅力を持った作品なので、長文の感想をいただくことが多いですね」と本作を紹介。小栗は「友人から熱いメッセージをもらっています」と周囲から反響があったことを明かした。原が「メールで友達から感想を送ってもらっています。モチーフとなった事件を知らない私と同年代の子に『観てよかった』と言ってもらいました」と小栗に続くと、土井監督は「『俳優さんたちの力がすごかった』と感想をいただきます。演出した側としてとてもうれしいですね」とキャストたちへの称賛の声が届いていることを観客に伝えた。

観客からの質問に登壇者が回答するコーナーでは、小栗と星野に「互いの直してほしいところは？」という問いかけが。小栗は「（星野に）直してほしいところはないですね！ 僕は全然ない。源ちゃんに迷惑かけてるんで」とコメント。一方の星野は「僕もないんですが……深夜にLINEで『元気？』ってメッセージが来たんで、飲みの誘いかなと思って『元気だよ』と返信したら連絡なしってことがあって……もうちょっとキャッチボールしようよって（笑）。でもそれぐらいですね」とプライベートでもやり取りがあったことを明かす。これを受けた小栗は「送ったことで満足しちゃって」と笑った。また次はどんな役で共演したいか問われた小栗と星野は2人そろってホームコメディを挙げ、小栗は「年齢も2つ違いなので、兄弟もできますね」と兄弟を演じることへの意欲を見せた。

観客から「幼い頃の夢は？」と尋ねられた星野は「小学生の低学年のときに『ブルース・ブラザース』を観て、俺もあっちの世界に行きたいなと思いました。役者もやって音楽もやって、文筆業もやっている原型があの映画の中にあります」とコメント。夢に向かってどのような努力をしたかという質問に小栗が「努力と思ってやってきたことはないですね」と答えると、星野は「その言い方カッコいい！」とはしゃぎ、小栗も「今のはカッコいいと思って言ってた（笑）」とまんざらでもない表情を浮かべた。

最後に星野は「望と聡一郎もこの物語の主人公だと思っています。きっと観てくださった方は2人の表情が胸に残っていると思います。それを持ち帰っていただいて、感想を友人に伝えたり、広めてほしいです」と本作をアピール。小栗は「どんなふうに感想を伝えようかなという帰り道があったらうれしいです」と観客に呼びかけた。