Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

新派語るトークショーで水谷八重子「どんな時でも新派の火を消さない」

ナタリー

19/12/17(火) 15:17

「トークショー 新派の<芸>を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―」より。波乃久里子(左)と水谷八重子(右)

昨日12月16日、東京・早稲田大学小野記念講堂で「トークショー 新派の<芸>を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―」が行われた。

早稲田大学演劇博物館の児玉竜一副館長が聞き手を務め、約200人の観客が詰めかけた会場では、二代目水谷八重子と波乃久里子が過去の名優や名演出家の話を織り交ぜたトークを展開。時折、客席が笑いに包まれるなど、盛り上がりを見せた。

また、1月に開幕する新春新派公演の演目の1つ「明日の幸福」の初演映像が流れると、それぞれが初代水谷八重子や花柳章太郎、伊志井寛らに思いを馳せる。「今の、令和の空気を吸っている人間が、昭和の人間を演じる面白さを感じていただければ。昭和の時代を知っている我々がその生活感を表現したい」と八重子が語ると、久里子は「この作品はホームドラマの原点だと思う。新派ならではの温かいホームドラマをご堪能いただきたい」と意気込みを返し、さらに「私は(喜多村)緑郎さんと夫婦役を演じるので、そこも楽しみ」とコメントした。

最後に八重子が「真摯に新派の文化を受け継ごうとしてくれた母。その思いを胸に、どんなときであっても新派の火を消さないように努めること。それが私自身の、母に対する一番の孝行だと捉えています」と、トークショーを締めくくった。

「トークショー 新派の<芸>を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―」

2019年12月16日(月)15:00~17:00 ※終了
東京都 早稲田大学小野記念講堂

出演:二代目水谷八重子、波乃久里子
聞き手:児玉竜一

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む