大御所作家は貧乏作家にくだらない“美談”を頼み…タカハ劇団「美談殺人」
20/12/15(火) 14:17
タカハ劇団 第17回公演「美談殺人」チラシ
タカハ劇団「美談殺人」が、1月13日から17日まで東京・駅前劇場で上演される。
脚本・演出を高羽彩が手がける本作では、人類の平均寿命が50歳まで低下した未来が描かれる。人々は早すぎる死を恐れ、自分の存在意義を求めて死に様に“美談”を求めるようになっていた。依頼人の要求に応じて美談を作る“美談作家”は花形職業としてもてはやされ、売れっ子は巨万の富を築いた。あるとき、駆け出しの貧乏美談作家と出会った大御所の美談作家は「私のために、この世で一番くだらない美談を作ってくださらない?」と依頼し……。出演者にははえぎわの町田水城、柿丸美智恵、高羽、ラッパ屋の福本伸一が名を連ねた。
高羽は「こんな時ではありますが、演劇をやることにしました。それは自粛期間中の弛緩しきった脳みそに、ふいに面白いアイデアが浮かんだためであり、そのアイデアに乗ってくれる、素晴らしいキャスト・スタッフに巡り会えたためです」と語り、「まだ見ぬお客様との出会いを思うだけで胸がときめきます。ご覧いただいたすべての方に『新しい出会い』があるような、そんな作品になると思います。お楽しみに!」とメッセージを送っている。
なお本公演ではバリアフリー対応専用窓口を設置。全公演で田中結夏による舞台上での手話通訳が行われるほか、バリアフリー字幕用のタブレットが貸し出される。また1月16日14:00開演回では、下北沢駅まで観客を迎えに行くサービスと、事前の舞台説明会が実施される。
高羽彩コメント
こんにちは!
タカハ劇団の高羽です。みなさま健やかにお過ごしでしょうか?
こんな時ではありますが、演劇をやることにしました。それは自粛期間中の弛緩しきった脳みそに、ふいに面白いアイデアが浮かんだためであり、そのアイデアに乗ってくれる、素晴らしいキャスト・スタッフに巡り会えたためです。
また、本公演では新たに「小劇場演劇のバリアフリー化」に取り組みます。
具体的には、全公演手話通訳付き・タブレット字幕・バリアフリー対応専用窓口の設置……等々。
まだ見ぬお客様との出会いを思うだけで胸がときめきます。ご覧いただいたすべての方に「新しい出会い」があるような、そんな作品になると思います。
お楽しみに!
タカハ劇団 第17回公演「美談殺人」
2021年1月13日(水)~17日(日)
東京都 駅前劇場
脚本・演出:高羽彩
出演:町田水城、柿丸美智恵、高羽彩、福本伸一
舞台手話通訳:田中結夏
※2021年1月6日追記:本公演は新型コロナウイルスの影響で延期になりました。
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