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CRYAMY、初の全国流通盤となる1stアルバム「CRYAMY -red album-」発売決定

ナタリー

21/1/21(木) 21:00

CRYAMY

CRYAMYが3月3日にバンド初の全国流通盤となる1stフルアルバム「CRYAMY -red album-」をリリースすることが決定した。

「CRYAMY -red album-」はもともとライブ会場や一部店舗限定で取り扱われていた作品。アルバムにはリリース後、早々に売り切れて廃盤となっていた自主制作盤「#2」からの再録曲や、結成当初からライブで演奏されていた楽曲「ten」、新曲で構成された全16曲が収録される。なおリリース決定にあたって、メンバー全員のコメントが発表されている。

CRYAMY コメント

オオモリユウト(Dr)

CRYAMY初、2021発、超1stFullAlbumの完成だ~。
カワノくん、いつも素敵な曲をありがとう。

フジタレイ(G)

未熟さも、荒々しさも、自分達なりの繊細さもすべて具現化出来てしまいそうな。
そう思えるような1枚。いつか原点と称される盤になることでしょう。
ある意味夢が叶ってしまったような感覚です。

タカハシコウキ(B,Cho)

当たり前に思えたことも、失い、奪われ、やっとその有り難さや尊さに気付かされます。
厳しい時期ですが、リリースにあたり、関わってくれた全ての人と、いつも聴いてくれている皆さんに最大級の感謝と愛を。
これまでの、そしてこれからのCRYAMYを繋ぐ一枚だと思います。

カワノ(G,Vo)

18歳の頃に、俺は初めてギターを触りました。
中古の、手にしたときからボロボロで、今では使い物にならなくなった安物のエピフォンの真っ黒いアコースティックギターから、これまで数多くの曲たちが生まれてきました。
そのギターをわきに抱えて、発泡酒の空き缶を灰皿代わりにタバコをふかしながら、ボールペンでなんとも言えない歌詞を書き、OASISのWonderwallから覚えた簡単なコードを、適当にジャラジャラ弾いてなんとも言えないメロディを作りました。
それまで生きてきて、自分の心に渦巻く様々な感情を表現する手段を身につけることができず、丁寧に心を込めて言葉をなぞる繊細さを育んでくることのない人生でした。
そんな自分が繰り返し慣れないギターを少しずつ触りながら曲を作る、言葉を残すということは、まるで新しい、この世に存在しないもう一人の自分を作り上げていくような行為で、それは、自分を偽るようでもあり、さらけ出すようでもあり、奇妙で痛々しく恥ずかしくもある、けれど、新しい自分が生まれていくのがただただ嬉しい時間でした。

その費やしてきた時間の、一つ目の足跡として、一つのアルバムを残します。
16曲、まるでこう並ぶことが当然だったような、一つの生き物の誕生のような
作品になりました。
音楽は存在するもの。
形はなくても永遠に残るもの。
記憶の中でいつまでも寄り添うもの。
どこででもいつまでも歌われるもの。
けれど、いつもCDを出すときは、ライブで皆さんの目の前に立って歌うときは、
一度出会ってしまったら、もう二度と歌えないつもりで歌っています。
その癖に、二度と会えないつもりでいつまでもそばにい続けてやろうとも思っています。

CRYAMY「CRYAMY -red album-」収録曲

01. ten
02. ディスタンス
03. 変身
04. 鼻で笑うぜ
05. 普通
06. ギロチン
07. 雨
08. やってらんねー
09. twisted
10. 兄弟
11. HAVEN
12. まほろば
13. 完璧な国
14. 戦争
15. 優しい君ならなんて言っただろうね
16. テリトリアル

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