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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり

カーラジオから流れてきた音楽は?

毎月連載

第7回

19/3/1(金)

【問題】
ある朝目覚めると、アナタの家のガレージに車が停まっていました。ワイパーのところには「乗ってください」と書かれたメモが。アナタはそれをとても気に入り、エンジンをかけると突然、カーラジオから気持ち良い音楽が流れてきました。それは一体どんな音楽ですか?

A:クラシック

B:懐メロ

C:J-POP

D:ハードロック

E:バラード

この心理テストで分かること。

今のアナタに必要な“相棒”は一体、誰なのか? 毎日、同じことの繰り返しで何か物足りない。ひとりよりふたりの方がパワーは倍! この人がいたら無敵!という映画『バンブルビー』のバンブルビーとチャーリーのような“一緒にいたらワンランク上がるパートナー診断”ですっ。

Aを選んだアナタに必要なのは
ヤンチャで遊び心を持った大人

心の平安を大事にするアナタ。美しいものを好み、才能あるものに敬意を払う礼儀正しい人です。そんなアナタをワンランク上げてくれる無敵な相棒は、ヤンチャで遊び心を持った大人。その人の型にはまらない考えがアナタに刺激を与え、相手にとってはアナタの冷静な判断が、ときに危険を回避してくれます。

言い換えるなら『グリーンブック』の用心棒と天才ピアニストのような関係。凝り固まった考えをほぐしてくれる相方がいれば世界はもっと明るい!

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Bを選んだアナタに必要なのは
ズバリ、若いエキス!

あの頃は若かった! 懐かしさに陶酔する心がすでにオバちゃんオジちゃん化気味のアナタ。経験は豊富だし、羽目を外すことだって応援上映とかがあればできる。アナタに必要な相棒は、ズバリ、若いエキス! 自分にとっては未知である若者の感性を知ることで、仕事も楽しみもグ〜ンと広がります。そんな若者を育てる学びも大切。

もちろんオススメ映画は『バンブルビー』。80年代が舞台でありヒット曲も。記憶を失ったバンブルビーの面倒をみるチャーリーから学べ!

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Cを選んだアナタに必要なのは
言葉の力を持った芯の強い人

今の世界を楽しむことをモットーにしているアナタ。不平不満はあれど、自分なりにその状況を打破しようと未来を見ている心に向き合った正直者。そんなアナタをさらに強くしてくれる相棒は、言葉の力を持った芯の強い人。自分なりの考えを持っていてブレない人が、アナタの考えをしっかりまとめてくれます。

まさに『ビリーブ 未来への大逆転』の女性弁護士ルースのような志高く、偏見を蹴り飛ばすくらいの友がいたら、アナタの本来の魅力がパワーアップ!

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Dを選んだアナタに必要なのは
現実をしっかり見られる冷静沈着な人

楽しいこと! 面白いことだけを集めて生きていこう! そんなドリーマーなアナタ。型にはまるのを嫌い、自分流のスタイルを持つアナタの最強パートナーは、現実をしっかり見られる冷静沈着な人。とはいえ、ダメ出しをする人ではなく、未来をある程度予測できる経験を持った先輩であり、夢を叶えている人から学ぶことで楽しいことが仕事に。

そんなアナタには『コンジアム』がオススメ。ヤンチャはほどほどにしないと痛い目に合うぞ!と霊からのメッセージも!?

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Eを選んだアナタに必要なのは
ロマンチストな人

ロマンチストで恋に身を捧げるアナタ。切なさに癒しを求め、愛で心を満たす乙女な人。そんなアナタに必要なパートナーは、まさに同じようなロマンチスト! ふたりが揃えば愛の世界を堪能できること間違いなし! 愛を囁けて、愛に溺れられるような、愛する人にどこまでも優しい人がアナタのベストパートナーであり、この人がいれば心が落ち着き、人生は薔薇色に!

そんなアナタには韓国で大ヒットを記録した『君の結婚式』のような一途過ぎる純愛モノがピッタリ。

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伊藤さとりの今月のオススメ心理映画

動物の行動心理で考える男女不平等『ビリーブ 未来への大逆転』

『ビリーブ 未来への大逆転』

今、世界では何が起こっているのかが分かる

海外の映画を観ていると、今、その国で何が起こっているのかが見えてくるものです。

それはアカデミー賞の結果に限ったことではなく、例えばトランプ政権の脅威を感じたスピルバーグが『レディ・プレイヤー1』製作がありながらも『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』に取りかかって、過去の政治家選びの過ちから世界が変わってしまうことを伝えたり、『ムーンライト』がオスカーを取ったことで、黒人差別は元よりLGBTにも目を向けることを世界に伝えたことからも分かるはず。

特にハリウッド映画は、社会へのメッセージを込めて映画作りをしているクリエイターが多いから、ここ数年は『ドリーム』や『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』をはじめとした“女性差別”を描いた作風が目立っておりますよ。

そう、これって記憶に新しい“Me Too”運動(セクハラ告発運動)、“Time’s Up”運動(男女不平等を訴える運動)からの流れであります!

女性ってそんなに不利なのか?

ここ数年では、同じ映画に出演した俳優マーク・ウォールバーグと主演女優ミシェル・ウィリアムズのギャラの差が大き過ぎることが暴露されたこともありましたよね。

そんな中、製作されたのが史上初の“男女平等”裁判に挑んだ女性弁護士ルース・ギンズバーグの実話である『ビリーブ 未来への大逆転』ね。

今からまだ50年前、アメリカでは女性は自分の名前でクレジットカードを作ることができず、日本はもちろん、アメリカでさえ、男は仕事、女は家庭、という固定概念が植えつけられていたんですよ。

ハーバード大学のロースクールに女性が入ること自体が希少であり、そこでパワハラまで受け、卒業したって、女性だからなかなか職にありつけないという現実。一時は、弁護士の道を諦めるものの、彼女は信念のため、夫の協力の下、ある裁判に挑むのです。

しかも、大学院時代から夫がいて、娘もいるという、勉強しながら夫のケアもして、子育てもする頑張り屋の秀才だったのだから頭が上がらない!

果たして彼女をそこまで奮い立たせる原動力は一体、何だったのか?

それは母からの言葉。

「すべてに疑問を持て」

女性はなぜ、家庭に入るのが当たり前なのか?

女性はなぜ、弁護士(重要な仕事に就けない)になりづらいのか?

何が男性より劣るのか?

じゃあ、男と女の違いって何?

簡単に言ってしまうと、生殖機能の違いは大きく、ごく一般的に考えると女は妊娠出産機能を持つ生き物。だから確かに妊娠、出産を考えると体力的にも大仕事であり、妊娠、出産時には、一時的に仕事お休みというブランクタイムが生じるのも女性。

『ビリーブ 未来への大逆転』

男性はエライの心理を動物行動学で考える

じゃあ、男性が優れているというのは何処からきたのか?

そもそも男女の違いというと、大まかには筋肉のつき方など、力の強さでありました。

だから動物の行動心理では、猿山のオスは、外敵から身を守るための強さを求められ、メスが強いオスに惹かれるのは当然、敵から自分と子供の身を守るためということ。

ライオンに至っては、群を守る用心棒として強いオスが求められ、けんかに勝たないとメスの群に入れないという運命。しかも狩りはメスがするという驚きの事実! ライオンのメスって働き者!

はい。動物界では、腕っ節の強い用心棒が、オスとして最高の役割を果たすとメスにみなされているんだから、オスもけんかばかりで傷も絶えず、そりゃあ大変ですよ。

人間界における男女の思い込み

そもそも女性より男性のほうが、小さい頃は体が弱い子が多い状況なので、遠い昔も子孫繁栄において男の子は希少だったわけです。

猿山のように私たち類人猿って、オスはトップの座を勝ち取らないと本物のオスとして見られなかっただろうし、戦うことが本能に組み込まれている生き物。

戦国時代ではない現代、学歴や仕事という競争社会の中で育つ男子の大変さときたら、考えただけでもいたたまれない。簡単に言えば、エリートが勝ち組。金を稼げれば一人前という先人たちによる固定概念の植えつけ。

一方、女子はというと、子供を産まなければ、本物のメスとして見られず、しかも家の存続や家族の建前で、お見合い結婚を強いられていた時代もあったんだからヒドイもんだわ。家事洗濯と子育てをするのが女性の役目というのも先人たちによる固定概念の植えつけ。

今や女性の社会進出は当たり前の時代。だからこそ、男女と分けずに、それぞれの状況に応じて生きやすい世の中にするためには、古い考えや法律を変えることは必要。

映画では“法律は時代の流れで変わっていく”と言っている。そして何より、

「どんなことにも自分で考え、疑問を持つことが大切」

今や、腕力より知力がものを言う時代で、敵から身を守ることを女性も必要が無くなった時代。元来の男性の真価というものが、変化しなければいけない時代に。男性陣も大変なのですね。

そんなときこそ、ジェンダー関係なく手を取り合って、個々の特技を発揮し、足りないところを補えたら、間違いなく平和な世界がやってくると思うんだけどな。

(C))2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

プロフィール

伊藤さとり(いとう・さとり)

邦画&洋画の記者会見や舞台挨拶を週5回は担当する映画MCであり、年間500本以上は映画を見る映画コメンテーター。TSUTAYA店内放送「WAVE-C3」で新作DVD紹介のDJ、ケーブルテレビ無料放送チャンネル×ぴあ映画生活×Youtube:動画番組(俳優と対談)「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、雑誌「シネマスクエア」コラムや、デイリースポーツでスターの魅力コラム連載、スターチャンネルで映画紹介他、TV、ラジオ、雑誌、WEBなどで映画紹介のレギュラーを持つ。心理カウンセリングも学んだことから映画で恋愛心理分析や心理テストも作成。

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