松本隆 風のそのさき
全10回
第1回
19/3/20(水)
この物語の始まりから、細野晴臣の存在が僕にとっては大きかった。彼がいなかったら今の僕もいないと思う。はっぴいえんどというバンドでやろうとしていたのは、細野さんや僕が面白いと思ったものを作りたいということだけだったような気がする。だから日本語でロックはできるか、というような論争云々の前に、僕にとって日本語で歌詞を書くこと、その歌詞でロックを演奏することは、ごく自然なことだった。
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