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新進俳優・眞栄田郷敦が語る、『ノーサイド・ゲーム』挑戦の裏側 「最終的には23kg」

リアルサウンド

19/9/1(日) 12:00

 現在放送中の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)で、劇中、そして役者としても“ルーキー”としての存在感を放っている眞栄田郷敦。2018年秋にモデルデビューを果たしたのち、2019年5月に公開された映画『小さな恋のうた』で俳優としての活動をスタートさせた。

 リアルサウンド映画部では、眞栄田に芝居2作目となる『ノーサイド・ゲーム』に掛ける意気込みと、本作で演じる七尾圭太と重なる「挫折から役者を目指すようになった」という経緯について話を聞いた。

【写真】ラグビーに没頭する眞栄田

■「絶対やりたいという強い気持ち」

ーーオーディションを受けようと思ったきっかけは?

眞栄田郷敦(以下、眞栄田):僕自身日曜劇場が大好きで、初ドラマ出演作として、七尾圭太という役柄を、絶対やりたいという強い気持ちがあって、オーディションを受けさせていただきました。

ーー池井戸潤さん原作というところもポイントだったのでしょうか。

眞栄田:そうですね。これまでの池井戸さんの作品はほとんど見ているのですが、いい意味で裏切られる展開が多くて、ストーリー設定がやっぱり面白いですよね。1話の台本をもらって初めて読んだ時はやっぱり熱いなぁ! と。鳥肌が立って、台本だけであそこまで燃えてくる感覚は初めてだったので、撮影に入るのが楽しみでした。

ーー熱血な感じがご自身に響いたと。

眞栄田:そうですね。大泉(洋)さんが演じる君嶋さんがアストロズの部員に向かって熱く語るところは、台本を読んでるだけでもかなり響きましたし、映像を見た時にも圧倒されました。

ーーオーディションに受かった時の喜びはどんなものでした?

眞栄田:喜びはあったんですけど、芝居はもちろんのこと、体重や見た目、ラグビーの技術などしっかり準備をして撮影に挑もうという焦りの方が強かったです。

■「最終的には23kgぐらい増やせれば」

ーー七尾圭太はどんなキャラクターだと感じていますか?

眞栄田:すごくちゃんとしていて、礼儀正しいストイックな人というイメージです。すごく真面目なんですけど、会社の中ではちょっと不器用な面もあるんですよね。ラグビーをしてる七尾はスーパープレイヤーですが、そういうギャップがあるのも魅力だなと感じています。時々、ニュージーランドの風を感じさせる瞬間もあったり(笑)。

ーーご自身と比べてみて、共通する部分はありますか?

眞栄田:全体的に結構似てると思います。帰国子女だったり、挫折した過去があったり、バックボーンがかなり共通しているのと、現実と向き合って進んでいくところが似てるのかなと感じますね。

ーーこの役を演じて気づいた自分の新たな一面はありました?

眞栄田:筋肉がつきやすい体なんだということですかね(笑)。

ーー今までもに本格的なトレーニングをやったことはありましたか?

眞栄田:あまりしていませんでした。去年まではモデルを中心に活動していたので減量していて、今、本当にまるっきり真逆のことやっているなって。

ーー体重を15kg増やしたそうですね。

眞栄田:もともと僕自身すごく細かったのですが、七尾というキャラクターがニュージーランドでプレーしてたラガーマンだったので、この体じゃ説得力がないなと感じて。オーディションを受けた時にすごく大きい人ばっかりだったので、このくらいまで体型を持っていきたいなと考えていました。今、18kgぐらい増えたので、最終的には23kgぐらい増やせればなと思っています。

ーー増量で一番苦労している点はありますか。

眞栄田:筋トレ自体ももちろんきついんですけど、辛いとまでは思わなくて、やっぱり食べることですかね。お腹いっぱいなのに食べるっていうのがしんどい(笑)。もともと食べることは好きなんですけど、1日6食を3時間ごとに食べていて、食事をする時にまだ前に食べたものがお腹に残っているので……。でも、撮影した映像でちょっとだけラガーマンっぽい体になっているのを見ると、やってよかったなと思います。逆にもうちょっと付けないといけないなと気づくこともあるんですけど。

ーー実際にどういう風にラグビーの練習しているんですか?

眞栄田:パナソニックワイルドナイツのチームの皆様にご協力いただき、一緒に練習をさせてもらったり、周りに元ラガーマンが多いので話を聞いたり、アストロズの皆さんに教えてもらったりしています。全体の練習を見学して、空いた時間で教えてもらうんですが、食事とか筋トレとかほとんど同じメニューをやるので、結構ハードですね。

ーー実際にラガーマンの方と接した印象は?

眞栄田:すごいですよね。練習がすごくきつそうで、食事もめっちゃ食べますし、筋トレもめっちゃしますし。ちょっと実際やるのは無理だなと思いました(笑)。

■「音楽をやっていて、ずっと全てをかけてきた」

ーー演じてみて、改めて今難しいと感じているところはありますか?

眞栄田:これからなんですけど、やっぱりラグビーがめちゃくちゃできる人という部分が結構大変になってくるんじゃないかなって思っています。球技は好きなんですけど、ラグビーはすごく難しいです。

ーー逆に楽しいなと感じていることは?

眞栄田:お芝居自体すごく楽しいですし、ラグビーは難しいですがやっぱりすごく楽しいです。

ーードラマの現場に初めて入ってみて、現場はいかがでしたか?

眞栄田:撮影の流れが早くて驚きました。クランクインした初日から涙を流すシーンがあったんですが、「お願いします」と現場に入ってすぐに「はい、いきます。涙お願いします」みたいな。ペースがすごく早くて。そういう意味で、しっかり準備して現場にいかないとやっていけないなと初日に学びました。

ーー『小さな恋のうた』は同世代が多かったと思いますが、今回は大先輩たちに囲まれての現場になりますね。

眞栄田:序盤はそんなに絡みがなかったので、これからになるんですが、ずっとベテランの方とお芝居をやりたいという思いが強かったので、先輩方から色んなことを学べたらなと思います。

ーー先ほど七尾と同じように挫折をした経験があると話していましたね。七尾のように当時、後押ししてくれた言葉などはありましたか。

眞栄田:音楽をやっていて、ずっと全てをかけてきた大学受験を失敗した時が一番の挫折でした。言葉というか、それこそ『小さな恋のうた』の台本が自分を救ってくれた大きな存在になっています。

ーー俳優を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

眞栄田:作品との出会いや今のマネージャーさんとの出会いがあったり、いろんな偶然が重なって、今があります。

■「悔しい思いをした『小さな恋のうた』を教訓に」

ーー七尾役で感じた芝居の楽しさを教えてください。

眞栄田:やっぱり演じることがすごく好きだし、役者の仕事はやりがいがあるなと感じました。今は、どんな人が見ても、いろんな意味であの人いい役者だねって言われる役者になりたいと思ってるので、演技ももちろんなんですけど人としても、認められるようになりたいです。

ーーモデルから、演技へと新しいことに次々挑戦されていますね。

眞栄田:まだまだやっぱり未熟だなと痛感することばかりです。課題は多いですけど、一つ一つ潰していくのを日々の目標にしていて、未熟なりに今の自分の力量を全て毎回の撮影で出していきたいと考えながら今回参加させていただいています。たくさん悔しい思いをした『小さな恋のうた』を教訓にして、『ノーサイド・ゲーム』では自分の中で色々試していることもあるので、映像でわかってもらえれば嬉しいです。

ーー最後に今度の七尾の見どころを教えてください。

眞栄田:僕もまだ終盤の台本がないのではっきりは言えないんですけど、七尾はラグビーでのスーパープレイも含め、物語をたくさん動かして、アストロズを救ってくれる存在だと信じてます。アストロズに入ってどうチームが変わるのか、それと共に七尾自身も何を考え、どう成長していくのか見ていただきたいです。

(大和田茉椰)

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