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嵐 相葉雅紀、謙虚なスタンスに隠された覚悟と余裕 誕生日を前に2018年の活動を振り返る

リアルサウンド

18/12/22(土) 7:00

 デビュー20周年を祝うライブツアーも11月から始まり、今年も活躍の勢いが衰えない国民的アイドルグループ・嵐。そんな記念すべき周年ツアーの真っ最中である12月24日に、メンバーの相葉雅紀が36歳の誕生日を迎える。

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 2018年は、相葉にとってスポーツ関連番組でのナビゲーターとしての活躍が目立った1年だった。8月に開催された『熱闘!高校野球100回』(テレビ朝日系)のナビゲーターに就任したことを皮切りに、『熱闘甲子園』や『号泣甲子園』といった関連番組の司会やナビゲーターも務めた。

 過去には、2009年に開催された『体操JAPAN CUP 2009』(フジテレビ系)のフィールド・ナビゲーターを務めたこともある相葉。これをきっかけにスポーツ大会中継のナビゲーターに起用されることが増え、2016年からは『グッと!スポーツ』(NHK総合)にて初めてレギュラースポーツ番組の司会を担当することとなった。

 以前より野球好き、スポーツ好きを公言してきた相葉にとっては“大役”となった今年の高校野球ナビゲーターだが、今までの彼のスポーツナビゲーターとしての活躍と、番組の中で見せてきた“アスリートの気持ちに寄り添う姿勢”が大きな実を結んだ結果であろうことは想像に難くない。

 また、今年の相葉の活躍として最も記憶に新しいのは、なんと言っても『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)での熱演だろう。

 彼が演じた獣医師・高円寺達也(通称:コオ先生)はお人好しで優しく、何よりも動物たちを愛する情熱の持ち主。そんなコオ先生の姿に、相葉本人のキャラクターが重なって見えたのは嵐ファンだけではなかったはずだ。

 相葉が『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)などで見せ続けてきた、プロの獣医師や飼育員顔負けの動物の扱いの上手さや動物への深い思いやりがドラマの中で最大限に生かされている様は、親しみ深くありながらも新鮮な感動をもたらしてくれた。

 相葉は、雑誌『anan』(2018年10月24日号)の巻頭インタビューにて、現在の心境を次のように語っている。

「昔に比べると、しっかりしてきているのかなとは思います。いろいろなことに動揺したり、プレッシャーを感じることが少なくなりました」

「“自分はこんなものだから完ぺきにしようとするな”“自分の実力で一生懸命やるしかないんだよ”と、いい意味で開き直れたんだと思います」

「ただ、グループのときは別。嵐としてのお仕事は、いつもプレッシャーや緊張感があります」

 天然で明るく弾けたパブリックイメージに相反して、常に謙虚に、着実にアイドルとして一歩一歩あゆみを進めてきた相葉。メンバーの才能やアイドルとしての華を認めるあまり、謙虚すぎる言動も目立つ彼だが、そのスタンスの奥には“配られた手札で戦う”潔さが隠されているようだ。

 今までの活動の中で得た知識やスキルを含め、ありのままの自分を受け入れていく。そして、それを最大限に活かして次の活動へとつなげていく。相葉の穏やかで優しい笑顔の裏には、そんな覚悟と大人の余裕があるに違いない。

 ジャニーズJr.時代、『8時だJ』(テレビ朝日系)にて“スーパーアイドル相葉ちゃん”と呼ばれ、あどけない笑顔を見せていた相葉。そんな時代を経て、嵐という“最強の手札”を手に入れた相葉は、36歳を迎えさらなる活躍を見せてくれそうだ。(五十嵐文章)

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