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日向坂46 東村芽依は、“天然”&“パワフル”なギャップが魅力に おひさまを惹きつけるキャラクター性

リアルサウンド

20/8/28(金) 6:00

 日向坂46の東村芽依が8月23日に22歳の誕生日を迎えた。同日に更新されたブログでは「こんな時期だけど 皆さんに元気を届けられる存在になれるように頑張ります」と思いを綴っていたが、今回はそんな東村の魅力を改めて考察してみたい。

 奈良県で生まれ育った東村は、中学校の時、部活でレプリカのライフルやフラッグなどを使ってマーチングを盛り上げるカラーガードという競技に取り組んでいた。もともと小学校のマラソン大会では5年連続学年1位に輝いたほど基礎体力に恵まれていた東村だが、カラーガードを通じてさらに高い運動能力を身につけていったという。(書籍『日向坂46ストーリー』より)

 そんな東村が日向坂46の前身グループであるけやき坂46のオーディションを受けたのは「体を動かすのが好きだから」という理由だった。特別、アイドルになりたかったわけではないが、高校2年生の時に姉の勧めでオーディションを受け、2016年5月にグループに加入、芸能界デビューを果たした。

 持ち前の運動能力とカラーガードという競技で表現力を学んだ東村は、ライブでは終始キレのあるパフォーマンスでファンを魅了している。『ひらがな推し』(テレビ東京)時代に発表された「ダンスが上手いメンバーランキング」でもパフォーマンス力の高い事で定評のある佐々木美玲を抑え、堂々の1位に輝いた。当時メンバーだった柿崎芽実は「体が小さいのに迫力がスゴい」と評し、佐々木美玲も「HIP HOP系は東村芽依」と太鼓判を押していた。

 バラエティ番組における運動企画でも高い身体能力を活かし、視聴者を釘付けにしている。陸上も器械体操もお手の物だが、ここ最近の活躍として多くのおひさま(日向坂46ファンの呼称)の頭に浮かぶのは『炎の体育会TVSP』(TBS系)での、箱根駅伝で優勝経験があり区間賞も獲得したマスク・ド・ランナーとのリレー対決ではないだろうか。マスク・ド・ランナーが1人で4000メートルを走るのに対し、走力に自信のある女性芸能人の精鋭10人が400メートルのリレーで立ち向かうというハンデマッチが行われたが、50メートル走を7.6妙で駆け抜ける東村がアンカーを務めた。惜しくも勝負には敗れてしまったが、共演していた加藤史帆は激走する姿を見て「芽依ちゃんっていつもヘラヘラしているんですけど、こんなに真剣な顔初めて見ました。すごい感動しちゃいました」と目頭を熱くしていた。

 小さい頃から吉本新喜劇を見て育ったという東村は『HINABINGO!』(日本テレビ)の初回放送でMCを務める小籔千豊と対面し、感激のあまり涙を流していた。普段は比較的大人しく小声な東村だが、実は人を笑わすことも好きで、楽屋ではよく喋っているという。特に佐々木久美や高本彩花と一緒になると声のボリュームが異常なほど大きくなることが『ひらがな推し』時代に明らかになった。あれから時も経ち、ここ最近では4thシングル表題曲「ソンナコトナイヨ」で一緒にフロントを務めた金村美玖との関係性も深くなっている。今の東村の楽屋での姿もファンは気になるところではないだろうか。

日向坂46 『ソンナコトナイヨ』

 加藤が発言していた通り、確かに東村は番組の中でヘラヘラと受け答えしている印象がある(実際、若林正恭も度々「ヘラヘラするなよ」とツッコミを入れている)。『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)での「#ひなたカミングアウト」企画では「実は芽依、猫やねんな〜」と不思議ちゃんな一面も見せていた。しかし、そこには“やってる(作ってる)”感はない。

 普段の“天然”な東村と、ステージに立つパワフルな東村。そのギャップこそが彼女の大きな魅力ではないだろうか。一度でも日向坂46のステージでパフォーマンスする姿を見れば、アイドル然とした輝きや立ち振る舞いにもグッと心を掴まれてしまうはず。これからも東村のスタイルを貫きながら、おひさまに笑顔やパワーを届けていって欲しい。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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