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シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」ビジュアル解禁

ナタリー

18/11/3(土) 8:05

シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」チラシ表

シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」のチラシビジュアルが公開された。

お披露目されたビジュアルには、耳男役の中村勘九郎をはじめ、オオアマ役の市川染五郎(現:松本幸四郎)、夜長姫役の中村七之助、早寝姫役の中村梅枝、ハンニャ役の坂東巳之助、マナコ役の市川猿弥、赤名人役の片岡亀蔵、エンマ役の坂東彌十郎、ヒダの王役の中村扇雀の扮装姿が収められた。

なお本作のムビチケカードの販売は、本日11月3日に開始される。シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」は、来年2019年4月5日より東京・東劇ほか全国で公開。

野田秀樹コメント(チラシ裏面より)

薨(みまか)りし後の夢

「野田版 桜の森の満開の下」がシネマ歌舞伎に登場するにあたっては、世紀に跨る物語がある。
前世紀、1998年の正月、故中村勘三郎と、歌舞伎の新作ができないものかと、ワークショップをやった。その際に、歌舞伎役者らが、私の現代劇「贋作・桜の森の満開の下」をベイスに何らかの形を作り、現代劇の役者らが木村錦花作「研辰の討たれ」を何らかの形にした。その時は、どちらもまだまだ歌舞伎にできるような代物にはならなかったが、それでもその時に得た手応えから、換骨奪胎した2001年の「野田版 研辰の討たれ」が生まれた。勘三郎とはその後、いつか「桜の森の満開の下」も歌舞伎にしようと話していた。その夢叶わぬままに勘三郎は「薨(みまか)」ることとなった。その「死」の上に乗っていた「夢」が、形になったのが去年の夏だ。勘三郎は、世を去る数年前「シネマ歌舞伎の『野田版 鼠小僧』、見た? それが思いのほかいいのよ。あれはあれで一つの形だよ」と情熱たっぷりに話していた。
このシネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」には、一見、勘三郎は何一つ関わってはいない。だがその根底には、彼が歌舞伎に賭け続けた情熱がある。世紀に跨る彼の歌舞伎への熱量でここに生まれている。

シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」

2019年4月5日(金)~
東京都 東劇 ほか全国公開

作・演出:野田秀樹
出演:中村勘九郎、市川染五郎(現:松本幸四郎)、中村七之助、中村梅枝、坂東巳之助、坂東新悟、中村児太郎、中村虎之介、市川弘太郎、中村芝のぶ、中村梅花、中村吉之丞、市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀

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