母との約束、250通の手紙
20/1/30(木)
フランスの天才作家ロマン・ガリの自伝的小説の映画化で、ガリの母親の異常とも思える愛情に驚くとともに、それに最後まで応えようとするガリの生涯に心打たれる。シャルロット・ゲンズブールは父のセルジュ・ゲンズブールの母の生涯(彼女もロシアからフランスに逃げてきた)と重ね合わせて演じたという。実話だけにガリの波乱万丈な人生も受け入れられたが、そのすべてに母からの愛情とそれに向き合う彼の視線が感じられて、果たしてそれは幸せだったのかなどと考えさせられた。シャルロット・ゲンズブールはまだ40代なかばだと思うが驚くほど老けていて、これは役作りのために作っているのか、あんなに可愛かったのにな、などとも考えながら見ていた。なかなか、お薦めです。
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