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『今日から俺は !!』賀来賢人&伊藤健太郎も 高橋一生、竹内涼真、満島真之介ら俳優の歌声を検証

リアルサウンド

18/10/28(日) 10:00

 日本テレビ系列で放送中の日曜ドラマ『今日から俺は !!』。同ドラマは、西森博之原作の伝説ヤンキー漫画を福田雄一監督が実写化したもので、80年代初頭を舞台にした痛快学園コメディー。ドラマの時代背景に合わせて嶋大輔のヒット曲「男の勲章」が主題歌となっており、キャストたちが同曲をカバーしているPV風オープニング映像がYouTubeでも公開されている。

 このオープニングのために結成された“今日俺バンド”は、主演の賀来賢人(三橋貴志役)と伊藤健太郎(伊藤真司役)がメインボーカルを担当。インパクト大のビジュアルや振り付けもさることながら、2人の爽やかで真っ直ぐな歌声も印象的だ。

 俳優が作品に結びついた楽曲を歌い、歌唱力が話題になってCDリリースに繋がることは少なくない。例えば、桐谷健太は今ではすっかり歌が上手い俳優のイメージがついているが、桐谷の歌唱力が一般的に広く知られるようになったのはau三太郎シリーズのCMがきっかけだった。CMの中で浦島太郎(浦ちゃん)役として歌った「海の声」がヒットし、2016年には『第58回日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞、さらにその年の『第67回NHK紅白歌合戦』へ初出場まで果たした。

 そこでこの記事では、演技力だけではなく歌唱力も併せ持つ今人気の俳優たちをピックアップ。彼らの歌が注目されたきっかけを振り返りつつ、それぞれの歌声にどんな魅力があるのかを検証していきたい。

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■高橋一生

 高橋一生と言えば、これまでに番組内でTHE BOOMの「からたち野道」を生歌で披露したことがあったほか、NTTドコモのCMの中でMr.Childrenの名曲「抱きしめたい」を口ずさんでいたのも記憶に新しい。昨年に開催された「大河ドラマ『おんな城主 直虎』コンサート ~戦う花・直虎の愛~」では、藤井フミヤと共に「Little sky」を歌唱、さらに今年の3月にリリースされたエレファントカシマシのトリビュートアルバムでは、東京スカパラダイスオーケストラの演奏をバックに「俺たちの明日」のボーカルを務めるなど、アーティストとのコラボも多い(参考:「エレファントカシマシ カヴァーアルバム3 ~A Tribute to The Elephant Kashimashi~」特設サイト)。その都度話題に上がる歌声は、ルックス通りの優しさの中にも力強い芯を感じさせるものだ。太めの低音美声をしっとりと響かせる時もあれば、「俺たちの明日」のように高めのキーで溌剌と歌い上げることもあり、使いこなせる音域や楽曲のジャンルは広いということがわかる。

■竹内涼真

 以前バラエティー番組で、木山裕策の「home」をアカペラ披露したことがある竹内涼真。趣味・特技は“歌”だと公言しているだけあって、共演者たちは「うまい!」「想像以上!」といった驚きの声を上げ、客席からは歓声と大きな拍手が起こっていた。R&Bシンガーっぽくもあるビブラートの効いた歌声が特徴だが、2016年に出演したドラマ『時をかける少女』の中では、役柄を反映させた男らしい歌声で尾崎豊の「15の夜」を熱唱。“歌”でも見事に役柄を演じきっていた。また、今月に武道館で開催された『WADA fes ワダフェス ~断れなかった仲間達~』では、2日間のゲストパフォーマンスのトリとして登場し、和田アキ子とヒット曲「笑って許して」をデュエット。これまで大きなステージで歌を披露する機会はなかったそうだが、和田は「緊張している感じが全然しない」と竹内の堂々としたパフォーマンスを絶賛していた。大ベテランとのコラボを経て、いよいよCDデビューも夢ではないかもしれない。

■満島真之介

 2010年に俳優デビューして以来、舞台以外にも様々なドラマや映画に出演し、最近では声優や映画の吹替に挑戦するなど、マルチな才能を発揮している満島真之介。昨年、姉である満島ひかりがMONDO GROSSOの楽曲にボーカルで参加し、中毒性ある歌とダンスの表現力が大きな話題になっていたが、実は弟の満島真之介も音楽の才能を持っていることが知られつつある。今月公開がスタートしたばかりのアニメ映画『ムタフカズ』でウィリー役の声を務めている満島は、併せてエンディングテーマも担当。風変りなウィリーのキャラクターに合わせた声色で軽快なラップを披露し、SNS上では「ラップ上手すぎ」「初めてとは思えない完成度」といった反響コメントが多く見られた。本編のアフレコ中に満島がアドリブで披露したラップが好評だったことから今回のエンディング歌唱が決定したそうだが、満島自身も手ごたえを感じているようで「これからの人生に“新たな光”が見えてきそうな貴重な経験だった」と語っている。満島の活躍の場は今後もさらに広がっていきそうだ。(渡邉満理奈)

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