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WEAVER最新作「流星コーリング」の世界を生で届けたツアーに幕

ナタリー

19/4/1(月) 15:26

WEAVER「WEAVER 14th TOUR 2019『I'm Calling You~流星前夜~』」マイナビBLITZ赤坂公演の様子。(Photo by Yuto Fukada)

WEAVERが昨日3月31日にライブツアー「WEAVER 14th TOUR 2019『I'm Calling You~流星前夜~』」の最終公演を東京・マイナビBLITZ赤坂にて行った。

3月6日にオリジナルアルバム「流星コーリング」とベストアルバム「ID 2」を同時リリースし、3月23日よりツアーを実施していたWEAVER。東名阪で展開されたツアーでは、河邉徹(Dr)が執筆した同名小説のストーリーをもとに制作された「流星コーリング」の世界を、映像演出や朗読音源を交えながら披露するコンセプチュアルなステージが展開された。

開演時刻を迎えると、場内の照明が夕暮れを思わせるオレンジから深い青にゆっくりと変わり、「Overture ~I'm Calling You~」が流れ出す。続いてスーツ姿のメンバーがステージに現れ、杉本雄治(Vo, Piano)の澄んだ歌声が伸びやかに響く「流れ星の声」でパフォーマンスをスタートさせた。次に3人は時折視線を交わしながら、躍動感たっぷりの「最後の夜と流星」をプレイ。歌詞をスクリーンに映し出し、「流星コーリング」のストーリーをしっかりとオーディエンスに届けていく。「Shine」「66番目の汽車に乗って」という「流星コーリング」の世界とリンクするような過去の楽曲を織り交ぜつつ、3人は丁寧な演奏でMCを挟まずにストイックにライブを進めていった。

中盤に差し掛かると3人は、杉本の切ない歌声と、その声に寄り添うような奥野翔太(B, Cho)のベースが印象的な「栞」、幻想的な空気を紡ぐ「Nighty Night」、河邉の刻むトリッキーなリズムが軸となるダンサブルな「Loop the night」と、さまざまなタイプの楽曲をプレイ。「夢じゃないこの世界」を挟み、スケール感たっぷりの「透明少女」を届けて一旦ステージをあとにした。

その後、ラフな格好に着替えて観客の前に戻ってきた3人は、小説と音楽を融合させた「流星コーリング」プロジェクトを通して新たなチャレンジができたことをうれしそうに語る。そして奥野の「ここからはライブハウスならではの楽しい空間にしていきたいと思います」という宣言から、「だから僕は僕を手放す」「Free will」「Shall we dance」「くちづけDiamond」といった躍動感たっぷりのポップチューンが続けてパフォーマンスされた。そして3人のダイナミックな演奏が光る「カーテンコール」が本編のラストを飾った。

アンコールでは杉本から10月22日に地元の兵庫県神戸市にある神戸国際会館にてデビュー10周年兼「流星コーリング」プロジェクトの完結編となるライブ「WEAVER 10th Anniversary Live『最後の夜と流星~We're Calling You』」の開催が告知された。杉本は「ホールでしか届けられない世界を届けたいと思っています。一度しかない10周年のライブ、僕たちを観に来てくれたらうれしいです!」とアピール。奥野はこれまでの活動に思いを馳せながら、「(『流星コーリング』を作ったことで)WEAVERにしかない最強の武器を手に入れることができました」と胸を張った。「流星コーリング」のもととなる小説も手がけた河邉は、「自分が書いた物語がこういう形になるんだって感動しました。それを表現してくれるメンバーがいて、僕は世界で一番幸せな小説家だと思います」と噛み締めるように語った。

この日のライブはバラード「I would die for you」でフィナーレへ。3人は美しいアンサンブルを奏でながら「流星コーリング」の世界にオーディエンスを引き込み、深い余韻を残してツアーに幕を下ろした。

「流星コーリング」プロジェクトは今後も続き、7月にライブハウスツアー「WEAVER "ID 2" TOUR 2019『I’m Calling You~流星ループ~』」が開幕する。

WEAVER「WEAVER 14th TOUR 2019『I'm Calling You~流星前夜~』」2019年3月31日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト

01. Overture ~I'm Calling You~
02. 流れ星の声
03. 最後の夜と流星
04. Shine
05. 66番目の汽車に乗って
06. Interlude I
07. 栞
08. Nighty Night
09. Interlude II
10. Loop the night
11. 夢じゃないこの世界
12. 透明少女
13. だから僕は僕を手放す
14. Free will
15. Shall we dance
16. くちづけDiamond
17. カーテンコール
<アンコール>
18. I would die for you

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