ラーメンとか丼物といった、いわゆるフェス飯ではないフードの提案を、ということでオーダーをいただきまして、いろいろと考えさせていただきました。やっぱり、フリーでのんびり楽しめるというのが、この「日比谷音楽祭」の特徴なので、ガッツリ炭水化物といよりは、美味しいものをちょっとずつ食べられるという感じがちょうどいいのかなと思いました。正直に告白すると、フェスのフードエリアで目に飛び込んでくる看板の、あのものすごく主張する感じがちょっと苦手なんですよ（笑）。味覚より、先に視覚でいっぱいになってしまうというか。まあ、そこが日本ぽいと言えば日本ぽいのかもしれないんですけど。だからメニューの面だけではなく、見た目の面からも、ふらっと公園に遊びに来たファミリーにも気軽に食を楽しんでもらえるように工夫しています。そういった趣旨や考え方に賛同してもらえるチームやシェフ、お店にお声がけして集まってもらいました。普通ならフェスでは出店しないようなお店ばかりなので、音楽のラインナップに負けていないくらい豪華ですよ。