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EXILE、三代目JSB、GENERATIONS……『ベストヒット歌謡祭2019』出演、EXILE TRIBE楽曲の特徴

リアルサウンド

19/11/13(水) 7:00

 毎年、日本の音楽シーンを代表する人気アーティストたちが顔を揃える音楽番組『ベストヒット歌謡祭』。令和最初の開催となる『ベストヒット歌謡祭2019』(読売テレビ・日本テレビ系)が、11月13日19時より大阪城ホールにて生放送される。AKB48、DA PUMP、WANIMAなど今をときめくアーティストが集結する中、EXILE TRIBEからは、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目 J SOUL BROTHERS)、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)が出演予定。本稿では、3組の特色や楽曲の見どころを紹介していく。

(関連:三代目JSB 岩田剛典、GENERATIONS 関口メンディー…演技で表現に磨きかかるEXILEパフォーマー

■EXILE
 EXILE TRIBEのトップグループであるEXILE。始動当初からEXILEの顔としてグループを牽引してきたATSUSHIと、オールマイティな活躍でグループに新たな風を吹き込んだTAKAHIROという対称的なメインボーカルを中心に、統一された衣装に身を包んだパフォーマー陣が息の合った群舞を繰り広げるというのが彼らのスタイルだ。EXILEの楽曲の特徴は、R&BやJ-POPをベースにEDMなどを取り入れたハイブリッドなサウンド。時代によって変わりゆくトラックの中に、愛や夢、幸せといったブレないテーマ、所謂“EXILE魂”を描きながら活動を続けている。それゆえ、楽曲やパフォーマンスにはEXILE HIROとオリジナルメンバーから受け継がれた信念が脈々と継承されている。その結果、現在は、メンバー全員がEXILEを兼任しているEXILE THE SECOND(EXILE AKIRA、橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI)を始め、三代目 J SOUL BROTHERS(NAOTO、小林直己、岩田剛典)、GENERATIONS(白濱亜嵐、関口メンディー)、FANTASTICS(世界、佐藤大樹)のメンバーも所属しており、まさに各グループの精鋭を集めたアベンジャーズのような存在となっている。

 そんな彼らが今回披露するのは、2020年1月1日にリリースする「愛のために ~for love, for a child~」。同曲は、以前からコンポーザーとしての才能を発揮しているSHOKICHIが、初めてEXILEのシングル表題曲として作曲したもの。ATSUSHIが作詞を手がけ、2020年に行われる祭典『LDH PERFECT YEAR 2020』の幕開けにふさわしい、大きな愛で包み込むような感動的な楽曲になっているという。ソウルフルな歌声でEXILEの王道を創り上げるATSUSHIと、甘い歌声でロックからポップスまで歌いこなすTAKAHIRO。そして、SHOKICHIとNESMITHのセクシーかつパワフルな歌声がどのように絡み合い、楽曲に込められたメッセージを届けていくのか? ソロやグループでの活動を経て、一段とパワーアップした15人の一体感が見どころだ。

■三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
 一方、EXILE TRIBEの中でも一際個性豊かなメンバーが揃っているのが、来年デビュー10周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS。デビュー当時は、初期のEXILEを彷彿とさせるような2名のボーカルと5名のパフォーマー編成で、情感豊かにバラードを歌い上げている印象が強かったが、2014年の「R.Y.U.S.E.I.」の大ヒットを機に7人全員で踊るスタイルが定着。EDMを始めとする流行の音楽をJ-POPに落とし込む手法や派手なサウンドメイクが特徴で、またメンバーの岩田剛典がそれまでのEXILEとは一味違った爽やかさで人気が出たことなども一因として、三代目 J SOUL BROTHERSは老若男女に愛される国民的アーティストへと進化を遂げた。

 また、R&Bを得意とする今市隆二、EDMを得意とする登坂広臣という振り幅の広いツインボーカルに加えて、パフォーマーのELLYもラッパーCrazyBoyとして活動中。7人全員が、ボーカルやパフォーマー、アーティストという枠にとらわれず、演技・ファッション・バラエティなど幅広いジャンルで個性を放っていることが彼らの人気の秘訣だろう。次々に新たな道を切り開いていくその姿は、後輩たちにも良い刺激となっているようだ。今回番組で披露する「Yes we are」のMVでは、そんな彼らの生き様を象徴するように7パターンのセットが登場。メンバー各々が主役となり、どんな世界観、衣装も自分たちらしく着こなしていく様子が描かれている。そして2曲目の「Rat-tat-tat」は、NAOTOと山下健二郎がアンバサダーに就任した、USJの期間限定イベント『ゾンビ・デ・ダンス』のCMソング。小林直己が考案したというキャッチーな“ラタタダンス”がSNSを中心に話題を呼んでいたが、メンバー全員でTVでこの曲を披露するのは今回が初めて。「Yes we are」の格好いいパフォーマンスから一転、こちらはおちゃめに踊るメンバーの姿が見られそうだ。

■GENERATIONS from EXILE TRIBE
 EXPG出身のメンバーで構成される若手グループ・GENERATIONSも、今ではJr.EXILE世代を引っ張る兄貴分として活躍中。ベビーフェイスにフレッシュな歌声、俳優としても人気の高い片寄涼太と、逞しい肉体と繊細な歌声というギャップが魅力の数原龍友をツインボーカルに据えながらも、デビュー当時から7人全員が踊れるボーカル&ダンスグループとして活動している。じつは、佐野玲於や小森隼のように幼少期からダンス一筋だったメンバーもいれば、関口メンディーのように大学生になってから本格的にダンスを始めたメンバーもいたりと、パフォーマーとしてのキャリアも年齢もさまざまな7人。それでも、ダンススキルの高さはもちろん、メンバー同士の仲の良さもピカイチで、バラエティで鍛えられたトーク力やコメディセンスも含めて、あらゆる方向性でエンターテインメントを届けようとする姿勢が彼らの魅力だ。さらに近年のライブでは、片寄涼太がピアノ、数原龍友がドラム、関口メンディーがラップ、白濱亜嵐がDJプレイを披露する場面もあり、その可能性は広がるばかり。

 楽曲の世界観も、デビュー当時は10代のメンバーもいたため、甘酸っぱい恋心を描いたラブソングや新世代の勢いを感じさせる楽曲が多かったが、年を重ねるごとに表現の幅が広がっている。とはいえ、彼らはまだ挑戦者としてさらなる夢に向かっている途中――。今回披露する「DREAMERS」も、歩幅を合わせて一緒に前に進んでいくような温かな応援歌となっている。MVでは、中務裕太が番組AD、小森隼がバンドマンというように“もし自分がGENERATIONSにいなかったら”というテーマでメンバー各々が第2の人生を熱演しているが、『ベストヒット歌謡祭 2019』では、つい体が動いてしまうようなキュートな振付にも注目したい。(斉藤碧)

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