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庵野秀明や大友克洋、シド・ミード没後1年にあたりコメント

ナタリー

20/12/27(日) 19:15

庵野秀明

工業デザイナー、シド・ミードの没後1年を機に、庵野秀明と大友克洋からコメントが到着した。

「ブレードランナー」やアニメ「∀ガンダム」でデザインを手がけ、2019年12月30日に死去したシド・ ミード。2019年に回顧展「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」を開催した企業・スカイフォールは、「シド・ミード 2020 プロジェクト」として活動を続けてきた。12月18日に配信された追悼トークライブ「巨匠たちが語るシド・ミードの世界と魅力」には、庵野や大友のほか、樋口真嗣や河森正治も出演。12月29日まで視聴チケットが販売され、12月30日の23時59分までアーカイブが配信される。展覧会の愛蔵版図録や高精彩複製画「クロノアート」は、特設サイトで1月3日まで予約を受け付ける。

庵野は「ミードYAMATOも、∀ガンダムも、オリジナルを踏襲している<リ・デザイン>が、本当に素晴らしいのです。まだまだ他の絵画作品も観たいですし、これからも多くの人に氏の魅力が語り継がれる事を切に願います」とコメント。大友は複製原画について「是非手に取って、ミード・ブルーの再現性を見て下さい。紙の選択が原画のアクリル、ガッシュ感を思わせて素晴らしいです」と話した。特設サイトには、アニメーション監督の大倉雅彦やもりたけしのコメントも掲載されている。

庵野秀明 コメント

シド・ミード氏は、SF映画のデザイン、世界観に新たなイメージと衝撃を加え、その後の流れを大きく変えた、偉大なデザイナーの御一人だと思います。
「ブレードランナー」を始め、ミード氏の仕事やアートを直に観て体感出来た昨年の展覧会は、懐かしさと感動が込み上げる貴重な時間となりました。
ミードYAMATOも、∀ガンダムも、オリジナルを踏襲している<リ・デザイン>が、本当に素晴らしいのです。まだまだ他の絵画作品も観たいですし、これからも多くの人に氏の魅力が語り継がれる事を切に願います。

大友克洋 コメント

日本に居てシド・ミードの原画を目にする事は中々ありません。
2019年の原画展は、氏の代表作が一堂に会した素晴らしい催しでした。
デザインの独自性、配色、絵ノ具を塗る技術の緻密さを間近に堪能しました。
今回高精細な複製画が発売される事になりました。
是非手に取って、ミード・ブルーの再現性を見て下さい。
紙の選択が原画のアクリル、ガッシュ感を思わせて素晴らしいです。

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