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孤独な少女と主婦が求め合う、飯野茉優の実写映画デビュー作「過ぎ行くみなも」上映

ナタリー

21/5/1(土) 13:00

「過ぎ行くみなも」ポスタービジュアル

声優の飯野茉優が出演する「過ぎ行くみなも」が、東京の池袋シネマ・ロサで7月3日から9日にかけて1週間限定レイトショー上映される。

新人監督特集 Vol. 7の1作としてスクリーンにかけられる本作は、1998年生まれの河辺怜佳による長編デビュー作。より所のない女子高校生の涼と孤独を抱える主婦の嶺が、互いに引き寄せられるさまを描き出す。「風立ちぬ」などで知られる飯野が涼を演じ、本作で実写映画デビューを果たした。水沢有礼が嶺に扮し、小野孝弘、庄大地、三坂知絵子らがキャストに名を連ねている。

YouTubeでは予告編が公開中。また、映画監督の万田邦敏は「過ぎ行き、分かれ行くと同時にとどまっているかのような水面の儚さ。タイトルどおりの、みずみずしい作品だ」と本作を称賛した。5月8日からは池袋シネマ・ロサの劇場窓口で前売り鑑賞券が販売される。

万田邦敏 コメント

互いに欠いたものを埋め合わせるようにして数日間の同棲生活を営むことになる女子高生と主婦の、出会いから別れまでの「過ぎ行く」時間が、橋、昼と夜とで表情を変える川の流れ、そのせせらぎ、滝、蛇口から落ちる水道水、羊水や流体に見立てられる布団、へその緒になる紐、潰される目玉焼き、分水嶺、などの「過ぎ行く」「分かれ行く」様々な具体的な表象で語られる映画的な表現力に驚く。過ぎ行き、分かれ行くと同時にとどまっているかのような水面の儚さ。タイトルどおりの、みずみずしい作品だ。

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