「不思議惑星キン・ザ・ザ」の劇場アニメ版「クー！キン・ザ・ザ」より、新カット10枚が公開された。

1986年に製作されたSF実写映画を、監督のゲオルギー・ダネリヤが自らアニメーション化した本作。著名なチェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクが、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまったことから、ほとんど「クー！」しか言葉が存在しない異星人たちを相手に地球に帰るため奮闘する。到着したカットには、プリュクに住む不思議な住人たちの姿や、釣鐘型の宇宙船などが捉えられた。

ダネリヤは2013年に作品を完成させたのち、2019年に88歳で死去。本作が遺作となった。共同監督にタチアナ・イリーナが名を連ね、声のキャストとしてニコライ・グベンコ、イワン・ツェフミストレンコ、アンドレイ・レオノフが参加している。

「クー！キン・ザ・ザ」は5月14日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。なお「不思議惑星キン・ザ・ザ」もあわせてリバイバル上映される。

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