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DJ Mitsu the Beatsが語る、インスピレーションの源から昨今のビートシーンまで

リアルサウンド

20/2/29(土) 12:00

 2月26日で10周忌を迎えたトラックメイカーの故Nujabesとともにタワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターに登場しているのは、仙台を拠点とするヒップホップユニット=GAGLEの守備陣の一人、DJ Mitsu the Beatsだ。2020年2月9日、JAZZY SPORT SHIMOKITAZAWAにて行われたインストアイベントに出演した彼は、イベント前に同店にて撮影を行っていた。撮影を終え、筆者が握手を求めると、予想以上に骨太な手の持ち主であることに気づく。

 その手は、これまでGAGLEや自身の作品のビートを作ってきた手であり、同時に、数年前に200曲ほどのデータが入ったファイルを誤って削除してしまった手でもある(MitsuのInstagramのプロフィールには「Mr. データロス」というユーモア溢れる文言がある)。「[command]+[delete]を押した直後に[command]+[shift]+[delete]で完全に消すっていうクセがついてて、それでProToolsのデータ入ってるフォルダを一瞬で消しちゃって、キャンセルを押したけど、全然(戻らず)。で、キャンセルを押したせいで逆に状況が悪くなったみたいで……変なエラーが起きて、復元もできなくなって」と、Mitsuは回想する。

 この「データロス事件」がGAGLEの『Vanta Black』(2018年)のリリースを遅らせたのは、一部では有名な話であるが、この影響はMitsu自身のソロ作『ALL THIS LOVE』にも及んでいた。「集中すれば2カ月くらいで作れたと思う」と謙遜するMitsuだが、予期せぬかたちで延びた制作期間は、同作に確かな変化をもたらした。

「もしかしたら、4年前だったらただワンループの上に乗っけてもらって終わりだったかもしれないけど、もっと展開も作って、ちょっと歌モノっぽくなったかなっていう感じ」

 GAGLEのMCでもあり実弟のHUNGERに比べると、近寄りがたい印象のあったMitsuだが、この日インタビューが始まると、彼の口からは、こちらが投げかけた質問への回答以上のものが毎回返ってきた。この度『ALL THIS LOVE』をリリースしたDJ Mitsu the Beatsに、同作の制作過程や自身のインスピレーション源、昨今のビートシーンについて話を聞いた。(奥田翔)

アルバム制作時のDJ的な曲順の決め方「起承転結をやっぱり考えてしまう」

ーー『ALL THIS LOVE』は、タイトルどおり“Love”が全体を貫くテーマになっているように感じますが、タイトルはどのように決められたのでしょうか?

DJ Mitsu the Beats(以下、Mitsu):“Love”をテーマにしたくて、最初は普通に分かりやすく『Love Is All』が候補に出てきたんです。でも、それだとちょっとポップすぎる印象があって。『ALL THIS LOVE』は聴こえも良かったしこの言葉に決めました。

ーー1曲目のMarterさんを迎えた「Togetherness feat. Marter」は、パーソナルな愛について歌われている他の曲とは毛色が違って、社会における愛や隣人愛など大きなテーマで歌われている感じがします。これはMitsuさんもビートを作るうえで意識されたことですか?

「Togetherness feat. Marter」

Mitsu:「Togetherness」がたしか最初に出来た曲で、もう3、4年前とかなんです。Marterさんも(曲のことを)忘れてたくらいで(笑)。この曲を作った時はアルバムのテーマはまったく定まってなくて、自由に歌を乗せてもらったんですが、やっぱりMarterさんの良さが出ていますね。壮大な感じの曲にしたかったんで意味を大きく持たせられたことは良かったなと思います。

ーーリリックに対してディレクションを出すことも無かったのですか?

Mitsu:まったく無いですね。今回は特に。基本的に僕は歌ってもらう方に任せています。もし書いてもらったものがイマイチだったら、もちろん言うと思うんですけど、自分の想像していた世界観にバッチリと仕上げてくれるので。今実はラップアルバムを制作しているんですが、それもみんな僕が口の出す必要がないものに仕上げてくれています。

ーー「Slalom feat. Mark de Clive-Lowe」は後ろのほうでポコポコ鳴っているドラムが印象的で、なんとなくアフリカっぽい音だなと感じます。一方GAGLEの『Vanta Black』ではヨーロッパっぽい無機質な感じをイメージされていたそうですが、いま音楽的に注目されている国や地域はありますか?

「Slalom feat. Mark de Clive-Lowe」

Mitsu:パーカッションとかアフリカンリズムとかにはハマっていますね。とあるプロジェクトでこれからアルバムを作るんですけど、つい先日その打合せでもアフリカのリズムとテクノ的な要素とヒップホップの要素を混ぜたようなアルバムにしていこうっていう話をしたばっかりで。引き続きヨーロッパの音質の良さと、アフリカ的なパーカッションの独特なリズムには注目しています。ヒップホップは最近ピンとくるものが出ないんですよね……あ、でもサンパ(・ザ・グレイト)はすごくよかった。やっぱり今はアフリカっぽいのが好きなのかもしれないです。

ーー「It’s Time」では、ビートが明らかに転調する瞬間が印象的です。これはどのように着想したのでしょうか?

「It’s Time」

Mitsu:曲を作ってたら、インスト曲を単純に終わらせたくなくなって。前は、抜きも作らずただ単純にワンループで3分とかの曲を作っていたんです。もちろん今でもそんな曲もいいと思うんですけど、「この曲のこの部分が好きだな」「このフレーズが好きだな」と感じてもらえる部分を増やしていきたくなって。「It’s Time」はベースをMarterさんにお願いして、cro-magnonのタクさん(金子巧)にも参加してもらいました。タクさんは、今回のアルバムで7曲くらい参加してもらっていて、タクさんと作るなら、普通にループで終わらしたくないなという思いもありましたね。

ーーアルバムを締めくくる「Promise in Love feat. José James」はハッピーエンド感がありますね。『Vanta Black』でも最後に「Always」を配していましたし、『3PEAT』(2007年)で「若き匠たちへ」を最後にしていたりとか、アルバムを通して聴き終わったあとの空気感を大事にされているのかなと思いました。

Mitsu:前にDJ Mu-Rとも話したんですが、アルバム制作の時は結局DJ的な感じが曲順を決めるときに出てしまうんですよね。(GAGLEの制作時は)曲順ジャンケンをするんですけど、ソロは起承転結をやっぱり考えてしまう。今回も、最初タクさんのピアノの演奏でゆっくり「Togetherness」が始まって、上がり下がりがあって、後半のほうに速い曲を持ってきて、最後終わるときにまたピアノのソロで終わる。作品全体が繋がるようにしたいんです。それはGAGLEでもずっとそうで、ワッと突き抜けたままでは終われないですし、一定のテンションではなく流れをまとめたくなるんですよね。

今のように配信が主流になっている世の中でアルバムを通して聴いてもらえるなら、そういう流れを作りたいっていう思いはより強いかもしれない。でも「Togetherness」みたいなゆっくりした曲を最初に入れたことってあんまりなかったので、スローな曲から始めることに対して実は迷いもあったんです。なので、流れ的には珍しい仕上がりかもしれないですね。終わりに入っていてもおかしくないような曲なので。

ーー「Promise in Love」はホセ・ジェイムズとの共作曲でありMitsuさんの作品の中でも人気の高い楽曲のリミックスですが、本作では「Promise in Love」から繋がるコンセプトもあったのでしょうか。

「Promise in Love feat. José James」

Mitsu:そうですね、やっぱり「Promise in Love」は自分の曲の中で世界的にも一番知名度があるんです。ホセのアルバムにも入ってたからというのもありますが、皆あの曲に近いものを期待してくれているんですよね。実は「Promise in Love」もデータが飛んでて、2ミックスしか存在しないんです。家で作ったデモ状態で何もできなくて。でも、あの雰囲気を再現するのは無理だから、デモ状態で入れてあるので(曲中の)スネアがデカいんですよ。家でもある程度のミックスは自分でしますが、あの曲はマスタリングだけでリミックスができていない状態のまま。それでもどうしても今回のアルバムに入れたかった曲です。

José James「Promise in Love」

ーー家、車、クラブ、バー……など、音楽を聴くシーンはいろいろ考えられますが、自身の楽曲を「このシーンで聴いてほしい」と思うシチュエーションはありますか。

Mitsu:なんとなくはありますね。車の中や、外に出るときに聴いてほしいというイメージは常に持っていて。カフェなんかでもよくかけてくれていて、それももちろん嬉しいですが、自分も曲を作ったらまず自分の車でチェックするので、ドライブ中に聴いてほしいなとは思いますね。

ーー今作でいうと「Mellow Curves」は、ドライブを意識されたのかなと感じました。曲のタイトルどおりメロウだけど、ベースの音に存在感があって。ドクター・ドレーとか、Top Dawg Entertainmentのサウンウェイヴなんかも、車での鳴りを試すために車で試聴するらしいです。同じようなステップを踏まれてるんですね。

Mitsu:自分も必ずそうですね。その日に作った音を車で聴くのが楽しみです。それで翌朝聴いたら「こんなしょうもないものに1日掛けてたのか……」って落ち込むことが3回に1回くらいあります(笑)。作る時は自分ですごくいいと思って作ってるのに後で聴くと「何これ?」みたいな。

GAGLEの制作スタイルとgrooveman Spotからの影響


ーー以前HUNGERさんが、Netflixのオーディション番組『リズム+フロー』を観ていて、ラッパーがプロデューサーと意見を交換するやり方がとても新鮮だったと言っていて、GAGLEは各々が職人的に自分の領域で仕事をし、他の領域にはあまり干渉しないスタイルだというお話をされていたのが印象的でした。MitsuさんはGAGLEの制作スタイルについてどう考えていますか。

Mitsu:そうですね。もしかしたら初期の頃は、HUNGERのラップに対して「これじゃあちょっと」とか「こういうふうに書いてほしい」と言ったかもしれないけど、今はまったく無いです。「こういうビートでやりたい」って言ったら、だいたいHUNGERも「あ、いいね」って反応して、それにラップを乗せて返してくれるんで。もう超シンプルな感じです。曲作りに関してはMu-Rはそこまで関与してないです。二人に任されてるんで、ホント、HUNGERとの一対一というか。まぁでも、Mu-Rも意見はもちろん言ってくれるし、最終的な砦のような感じですね。第三者的な耳でも聴いてくれるし。録ったデモの判断は、もちろんしてもらうし、『Vanta Black』の時はけっこう、Mu-Rに聞いたかな。

GAGLE『Vanta Black』

ーーそれは、お二人ともテクノとか、同じ音に傾倒していた時期だったからですかね?

Mitsu:そうですね。あれはけっこう奇跡的に、Mu-Rがテクノをすごい掘ってて、その影響を受けて僕も掘ってたんです。それで、HUNGERもそれについてこようとしてて、いろんなの聴いてて。だから、うまくいったというのはあるかもしれません。

ーーGAGLEとMitsuさんのソロ作どちらも、基本的な姿勢としてオーセンティックなものや耳に心地よいものを突き詰めていながら、各作品に数曲程度はエクスペリメンタルなものも意識的に取り入れている印象があります。自分たちの作品にそういったエッセンスを取り入れるかどうかの判断はどのようにされていますか。

Mitsu:その時の気分なんですよね、全部。自分の中のブームがあって、急にずっと四つ打ちのビートを作ったり、そこから四つ打ちをヒップホップに活かして次の3日間はそればっかり打ち込んだりとか。「今週はピアノをサンプリングしたいな」って思ったらずっとピアノの曲を作ったり。そのスタイルがどんどん変わっていって、たとえば今だったら、またジャジーな音に戻っていってるかな。

ーーご自身の中にそういうリズムがあるんですね。

Mitsu:ずっと同じだと飽きちゃうんですよね。だから、『Vanta Black』に入ってる曲は8割くらいが2014年の曲なんですよ。その頃にどハマりしていた音の作り方で。

ーー4年前の音を2018年にアップデートして、みたいな感じですか?

Mitsu:そうですね。それが基になっていて、いろいろ音を足したり変えたりはしてるけど。自分で調べてもビックリしました、「2014年?!」って(笑)。

ーー『Vanta Black』のリリースパーティー(2018年・渋谷WWW)にお邪魔したんですが、その中で印象的だった一幕がありました。Mitsuさんがいろんなビートを引っ張り出してかけている時に、HUNGERさんに「それ、大事なやつだからとっといたほうがいいんじゃないの?」と制止されていたんです(笑)。Mitsuさんはそれ以外にも、楽曲のステムデータを公開されたりしていますよね。

Mitsu:(ステムデータ)前にそういうのやりました。『Celebration of Jay』(2014年)を出したあとに全曲のデータをBandcampで公開して、でもそれはやりすぎだって誰かに言われて今は引っ込めちゃったんですけどね。

ーーMitsuさんの意思としては、そういった音のネタやデータをオープンにすることに躊躇は無いということですか。

Mitsu:全然ないですね。そこからサンプリングされてもいいし、作り方を学べるじゃないですか。そういうの面白いなと思って、教則的な意味で出したんです。他にもドラムパーツをBandcampで売り続けているんですが、Bandcampの中では自分のトップセールスはドラムキットなんですよ。今でも週1くらいで買ってくれる人がいて、それって実際自分も使っているから即戦力になるんですよね。2000円くらいで売っているんですが、そのドラムを使ってみんなの曲がよくなればいいなと思うし、たとえば808のドラムを使うのは分かるんですけどみんな808しか使わないのはもったいないな、と思うんです。違う機材のも使ったらいいのにって。いつもドラムに関しては研究してるんで、使ってくれればいいなって。データを公開したりするのも、教則的な意味が大きいですね。

ーー今、このビートメイカー/プロデューサーのドラムがいいなって感じられる方はいますか?

Mitsu:身近な存在ではありますが、やっぱりgrooveman Spotのドラムはすごくオリジナリティがあるなと思います。それはたぶん自分で音色を作り込むからだと思うし、スネアとかも聴けば「これ、グルスポ(grooveman Spot)だな」ってすぐ分かるんですよね。budamunkもカチッとしたスネアとベースがすごくいいし……やっぱり仲間内に多いですね。

ーー楽曲のインスピレーションを受けるのも、身近な方からが多いですか?

Mitsu:それは昔からありますね。グルスポは特に昔から……これはすごく遡る話なんですけど、大学生で21くらいの時かな? 1996年にMPC2000っていう機材が出て、その時に自分で買ったんですよ。周りが誰もクラブに行ってなくて、仲間もいない状態の中一人で曲作りしてて。そんな中、仙台の大学に水泳で入ったんですが、水泳部の同学年にラップしてる奴がいて。そいつがクラブに連れて行ってくれて、そこでバリバリプレイしていたのがgrooveman Spot=当時高校3年生のグルスポくんで、近寄れなかった。もう、カリスマDJみたいな。仙台にはWILD STYLEっていうクルーがいて、RHYMESTERやキングギドラがライブするときに一緒に出ていたりしたんです。WILD STYLEっていうお店もあって、グルスポがそこで働いてて。最初はホント、もう相手にもされてなかったですね。

 だけど、初めて作ったビートを聴かせたら、そこから互いに作った音を聴かせ合うようになって一気に仲良くなりました。それで自分も鍛えられたし、そこが自分のインスピレーションの元になっています。グルスポはそのあと東京に出てしまったんですけど、未だに僕が何のネタで音を作ったとか覚えてるんですよ。

ーー大学1年生のMitsuさんから見た高校3年生の時点でgrooveman Spotさんにはすでに光るものがあったわけですね。

Mitsu:めちゃくちゃかっこよかったですよ。その時からグルスポは研究熱心で、DJプレミアのビートをまるっきり再現したり、あとは歌詞カードをすごく熱心に読んでたりしていて、曲名全部覚えてるんですよ。そういうのも凄いなって思ってました。自分はめちゃくちゃテキトーなんで、曲名とか全然覚えてなくて。たまに「こういうこすりネタある」ってグルスポに聞いたら「これは○○に入ってるあの曲がいいんじゃないか」ってアドバイスをくれることもあります。だから、グルスポには本当にいろんな影響を与えられましたね。

昨今のビートメイカーシーンについて


ーー下の世代で「この人はフックアップしたい」と思うビートメイカーはいますか?

Mitsu:最近仲良くしてるのは、山口の岩国に住んでる1Co.INRです。1Coくんとは普段からめちゃくちゃ喋るし仲も良くて、今一緒に数曲作ったりもしているんです。1Coくんはベースラインの使い方とか上手いんですけど、彼はハードコアバンドのボーカルもしているんです。この前ビートグランプリで2位になってたし、ビートがすごくかっこよくてセンスが良い。その一方でハードコアバンドっていう、経歴も面白くて(笑)。

ーー幅がありますね(笑)。

Mitsu:一気に仲良くなりましたね。あと、Sweet Williamくんもすごく仲いいんですけど、Willくんはもう若手っていう感じでもないかな。同レベル以上のとこまでいっちゃったし。彼は内気な雰囲気だけど、自分のビートにすごく自信を持っているのは伝わってきます。Sweet Williamはもっともっと売れる。メロディも書けるし、ガバナー的な感じになってくのかなとも思います。

 あ、もう1人いました、FKDくん。彼は自分がダンサーというのも凄いなと思うし、FKDくんが呼んでくれるおかげでtajima halやLidlyとかいろんなアーティストとの繋がりが深くなったりもしました。1Co.INRとSweet WilliamとFKDは大好きなビートメイカーですね。

ーー昨今のビートシーン全体を見ていて感じられることはありますか?

Mitsu:集まってくる人がけっこう決まってきていて、そういうシーンってみんな向いてる方向が一緒というか。まぁもちろん、それとは別にテクノを作ってる女の子たちなんかも出てきてて、面白いなっていうのは今感じてますね。デトロイト一辺倒じゃないっていうのも、それはそれで面白いのかなと思うし、けっこうビートメイカーたちも若いんですよね、みんな。SP-404使ってパフォーマンスしてる子たちに呼ばれてるのがちょっと嬉しいなって。ただの古いおじさんと思われないで、接点を持って一緒にやれてるっていうのがすごく楽しくて面白いです。

ーー最近はサブスクリプションで音楽を聴かれることが主流になりつつありますが、先ほどアルバムを作るときには起承転結を意識されるというお話がありました。Mitsuさんが音楽を聴く際も、そういう流れは意識しますか?

Mitsu:そうですね、そういうふうに聴いちゃう。Spotifyですけどね、今は。CDはあんまり買わない。

ーーMitsuさんでもそうなんですね!

Mitsu:レコードはDJのプレイをするときに使いますけどね。あんまり家でレコードをかけてはいなくて、Spotifyとかで普通に聴いてます。でも、どうしてもSerato(PCDJ)でDJはしたくないんですよね、なぜか。外でSeratoでプレイしたことはほとんどない。何でか抵抗があって、Seratoのほうがレコードに近いのにUSBを選んでしまうんですよね。たぶん、「あぁ、Mitsu the BeatsはSeratoでやるんだ」って思われたくないんですよね。(Seratoが出て)初期の頃、もう完全に買うって決めたことがあったんですけど、関係者や仲間に止められたんです。「Mitsuくんは買っちゃダメだよ」って。誰だったか覚えてないですけど、それがまだ残ってんのかな?

■作品情報
『ALL THIS LOVE』
品番:ZLCP370
価格:¥2,640(税込)
トラックリスト:
01. Togetherness feat. Marter
02. Mellow Curves
03. You Are Mine feat. Mahya
04. Promenade
05. 密 feat. Naoko Sakai
06. Slalom feat. Mark de Clive-Lowe
07. Moon & Sun feat. Akiko Togo
08. It’s Time
09. Intimate affairs feat. Takumi Kaneko
10. Promise in Love feat. Jose James (remix)

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