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「るろ剣 The Final」初日に佐藤健が思い届ける「皆さんの希望の光になれば幸いです」

ナタリー

21/4/23(金) 20:56

左から武井咲、佐藤健、新田真剣佑。

「るろうに剣心 最終章 The Final」の初日舞台挨拶が本日4月23日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。

舞台挨拶には主演の佐藤健をはじめ、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、監督の大友啓史が参加。大友は「皆さんが喜んでくれることを信じて撮影を続け、なんとか今日に至りました。今までたくさんの作品を撮りましたが、ひときわ感無量です。映画のクレジットに出ている全員がアーティストだと思っています」と思い入れたっぷりに述べる。そんな大友に佐藤は「努力を汲み取ってくれて、細かい心理描写も映してくれる。役者冥利に尽きますし、こんなに幸せな現場はない。いつもは言えないけど、ありがとうございます」と感謝の言葉を贈った。

武井が「地元の方々が私たちと同じ熱量でエキストラとして参加してくださって。そのときはまだ『るろうに剣心』とは発表されていなくて、佐藤健主演の超大型アクションみたいな……」と撮影を振り返ると、青木は「それ(るろうに剣心)しかないやんっていうね」と笑う。武井と同じく、第1作から出演している蒼井は「私は撮影が早めに終わって、別の現場でスタッフさんと『るろうに剣心、そろそろできる頃じゃない?』と話したんですが、まだ撮ってたんです。妥協のない映画作りを続けているんだなと思いました」と驚きを明かした。

2012年に1作目が公開され、今作は第4作となる。江口は「着実にレベルが上がっていると感じます」と自信をのぞかせ、「斎藤一は最初はオールバックなんですが、2、3作目では前髪を3本垂らして。4では4本垂らしてます」とこだわりを伝えた。また「音楽や映画には人を解放する力がありますから、路上で飲むのは我慢して、エンタテインメントに酔いしれてほしいです」と思いを述べると、会場には拍手が沸き起こる。

新田は剣心と縁のラストバトルに言及。「縁はところどころで衣装チェンジをしていて。ラストは〇〇色の衣装を着たいと。なぜならば〇〇だから」とクイズ仕立てで話すと、佐藤は「それ俺知らないや。白っぽいやつだよね?」と気になる様子。新田は「白は『The Beginning』で(縁の姉である)巴が着てる色なんです」と回答し、登壇者たちを納得させた。

続いてテーマは「自分しか知らない佐藤健の一面」に。青木は「僕、1つありますね」と切り出し、一緒に焼肉屋を訪れた際のエピソードを披露。「いろいろ頼んだんですが、ハラミのタレを頼んだときに偶然店側が切らしていて。そのときの顔!」と佐藤が非常にガッカリした表情をしていたことを伝え、笑いを誘う。蒼井は第1作の撮影時を「私の誕生日に香川(照之)さんや佐藤さんとごはんに行くことになって。佐藤さんが予約を取ってくれたんです。みんなでタクシーに乗って行ったら、サイトに載っている住所が間違っていて、寺に着いたんですよ」と回想。「あ、思い出した!」と佐藤は目を見開き、「慣れない京都のロケ中だったので……その節はご迷惑をおかけしました(笑)」と謝罪する。

終盤には、第2、3作に出演している藤原竜也からのメッセージ映像を上映。藤原は「またまた大変な撮影を乗り越えて、公開おめでとうございます」とねぎらいの言葉を掛け、「多くの人に『るろうに剣心』が届くように祈っております。応援しています」と語った。

そして佐藤は「最近よく思うのは、人は日々の暮らしで光が見えないと生きていけない生き物だということ。この映画が皆さんの希望の光になれば幸いです」とメッセージを送った。

「るろうに剣心 最終章 The Final」は全国でロードショー。なお「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は6月4日に封切られる。

(c)和月伸宏/集英社 (c)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

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