海外映画取材といえばこの人! 渡辺麻紀が見た聞いた! ハリウッド アノ人のホントの顔
アーロン・エッカート
連載
第28回
── 今回はアーロン・エッカートをご紹介したいということですが、もしかして麻紀さん、彼のファンなんですか?
渡辺 いや、そういうわけではなく、何度もインタビューをしているにもかかわらず、一度も書いたことがないという稀有な存在なんです、アーロンは。最初がぐっと遡って『ペイチェック 消された記憶』(03)と、同年公開の『ザ・コア』(03)だったと思います。それぞれ大きな役だったんですが、なぜかどの媒体もいらないという。
それからも『ブラック・ダリア』(06)、『ダークナイト』(08)、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)と、こんなに何度もインタビューしているのに一度も原稿として書いたことがない。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は主役ですよ。にもかかわらず媒体さんからは「うーん、彼よりミシェル・ロドリゲスをお願いします」と言われて、またしてもダメだった。
── それはちょっとかわいそうですね。
渡辺 そうなんです。だからせめてこのコーナーで書きたいと考えていて、アーロン主演のサスペンス『ライブリポート』が5月1日に公開されるはずだったのでちょうどいいと思ったんですが、何と今度は新型コロナショックで公開延期になってしまった……いや、本当に日の目を見ない人なんだと。
── 確かについてないかも……そういう役者、つまりインタビューは何度もやっているのに書いたことがない役者や監督は他にもいるんですか?
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