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曽我部恵一×君島大空、渋谷クアトロで弾き語りツーマン「前世で知り合いだったのかも」

ナタリー

左から君島大空、曽我部恵一。(Photo by Kana Tarumi)

曽我部恵一と君島大空によるツーマンライブ「ライブナタリー“曽我部恵一×君島大空”」が、6月1日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催された。

本公演はライブナタリーが主催するツーマン企画。当初は今年1月に同会場で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期されていた。曽我部と君島はそれぞれ約50分という持ち時間の中、熱のこもった弾き語りによるパフォーマンスを繰り広げた。

定刻を少し過ぎた頃、君島がステージに登場。彼は薄暗い照明のもと椅子に腰かけると、ささやくように「扉の夏」を歌唱して静かに公演の幕を開けた。温かな拍手を浴びた君島は、客席を眺めながら「渋谷クアトロは思い出のあるハコでして、フロアの柱の影からマーク・リボーやCharaを観たのを覚えています。今日は曽我部恵一さんと2人ということで、長めに演奏したいと思います。楽しんでいってください」と挨拶。「向こう髪」でウィスパーボイスを場内に響かせたと思えば、エフェクトをかけたボーカルで「火傷に雨」を歌い上げて観客を魅了した。

君島はライブ終盤に「次はカバーをやります」と話して、赤い公園の「KOIKI」を軽やかに歌唱。続く「午後の反射光」ではルーパーを駆使してコーラスを重ねるなど、即興的なパフォーマンスで観客を惹き付けていく。最後は4月発表の最新音源「袖の汀」のオープニングナンバー「光暈(halo)」を情感たっぷりに歌いステージを去った。

続いてステージに現れた曽我部は「かげろう」でライブをスタート。そのまま今年2月リリースのソロアルバム「旧市街地から」の収録曲「白い花と冒険」でしっとりとしたボーカルを響かせると、続くサマーアンセム「サマー・シンフォニー」ではポエトリーリーディングのような歌い回しでメロウな歌声をじっくりと観客に聴かせた。演奏を終えた曽我部は「君島くんは他人とは思えない。今日リハで目と目が合った瞬間に、この人とは前世で知り合いだったのかもと思いました」と、この日の対バン相手である君島の印象についてうれしそうに語った。

4曲目の「あじさい」が終わったところで曽我部は、「今日のライブは延期になってたけど、すごく楽しみにしてたんだよ。やっとできてよかった。来てくれてありがとうございます」と観客に感謝の思いを伝えのち、「青空ロンリー」「Voyage」「コーヒーとアップルパイ」といった楽曲を表現力豊かなボーカルで歌い上げた。そして最後は「愛のかけら」で場内をさわやかなムードに染め上げ、この日の公演に幕を降ろした。

ライブナタリー“曽我部恵一×君島大空” 2021年6月1日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

君島大空

01. 扉の夏
02. 向こう髪
03. 傘の中の手
04. 火傷に雨
05. 都合
06. KOIKI
07. 午後の反射光
08. 光暈(halo)

曽我部恵一

01. かげろう
02. 白い花と冒険
03. サマー・シンフォニー
04. あじさい
05. 青空ロンリー
06. Voyage
07. コーヒーとアップルパイ
08. ブルーハワイ
09. オーロラ
10. 愛のかけら

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