Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

「MANGA都市TOKYO」が明日開幕、ゴジラの襲撃マップや「AKIRA」資料など500点超

ナタリー

20/8/11(火) 22:34

「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」プレス内覧会の様子。

展示イベント「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が明日8月12日に東京・国立新美術館で開幕する。本日8月11日にプレス内覧会が行われた。

2018年11月から12月にかけてフランス・パリで行われた「MANGA⇔TOKYO」展の凱旋展示となる本イベント。東京にまつわるマンガやアニメ、ゲーム、特撮作品から約90タイトルを取り上げ、それらの原画や制作資料、映像など500点以上を3つのセクションに分けて紹介する。

会場中央部には、イントロダクションとして巨大なスクリーンと1/1000の縮尺で再現された東京の都市模型が。スクリーンには大友克洋の監督作「AKIRA」、新海誠による「言の葉の庭」などのワンシーンが映し出され、模型を舞台に見立てて各作品の名場面を展開していくという趣向だ。庵野秀明が総監督と脚本を担当した「シン・ゴジラ」でゴジラが市街地を破壊していく場面では、模型上の銀座や永田町に当たる部分が白く照らされる演出も見られた。

「破壊と復興の反復」をテーマとするセクション1では、東京の大規模な破壊や、そこから復興してできた新しい都市風景を描いた作品にスポットを当てる。「ゴジラ」シリーズでは、東京都心部の地図上に初代ゴジラが襲撃した場所を表示したほか、「ゴジラによる東京の破壊の反復(1984~2016)」と題し、シリーズ化によって都度ゴジラに破壊されてきた街を映像とともに解説。このほか「AKIRA」、庵野が総監督を務めた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ、大友による短編「火要鎮」などの制作資料と映像が紹介された。

続くセクション2では「東京の日常」と題し、江戸時代から現代までを3つに区切って市井の人々の生活を切り取る。細田守の監督作「時をかける少女」から主人公・真琴が家を飛び出して走るシーンや、「おおかみこどもの雨と雪」より花が自宅で過ごすひとときを収めた映像を展示。「東京のダーティリアリズム」と銘打たれたコーナーでは、東京に暮らすホームレスの3人組を主人公とした今敏の監督作「東京ゴッドファーザーズ」のワンシーンを観ることができる。

セクション3「キャラクターvs.都市」では、東京・ダイバーシティ東京 プラザの実物大ユニコーンガンダム立像など、東京と、現実世界に現れたマンガ・アニメ作品との関係をインスタレーションで紹介していく。作品の舞台を実際に訪れる“聖地巡礼”の一例として、「君の名は。」が取り上げられたほか、「ラブライブ!」シリーズのポスターが車内に貼られた電車のセットが建てられた。

「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」は11月3日まで開催。混雑緩和のため、日時指定観覧券、もしくは日時指定券の予約が必要だ。なお、会場で販売されているコンセプトブックには、ゲストキュレーターの森川嘉一郎と、本イベントのオリジナルキャラクター・ヨリコとヴィッピーのデザインに携わった吉成曜、草野剛、コヤマシゲトの座談会が収録されている。

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

2020年8月12日(水)~11月3日(火・祝)東京都 国立新美術館 企画展示室1E
開場時間 10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜(9月22日、11月3日は開館。9月23日は休館)
料金:一般 1600円 / 大学生 1200円 / 高校生 800円
※新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、団体券の販売と高校生無料観覧日は実施なし
※中学生以下、障害者手帳提示で入場無料(付き添い1名含む)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む