海外ドラマ「ヤング・ポープ 美しき異端児」の続編「ニュー・ポープ 悩める新教皇」が5月23日に放送スタート。このたび美術制作の舞台裏を収めた特別映像がYouTubeで解禁され、「テルマエロマエ」で知られるマンガ家ヤマザキマリのインタビューコメントの一部が公開された。

パオロ・ソレンティーノが監督・脚本・製作総指揮を担い、カトリック教会の教皇や枢機卿たちの権力抗争など、バチカン市国内部の人間模様をタブー描写満載で魅せる同シリーズ。「ニュー・ポープ 悩める新教皇」は前作のラストで倒れた教皇ピウス13世が昏睡状態のまま、9カ月経過したところから幕を開ける。新たな教皇の選出を迫られるバチカン。新教皇ヨハネ・パウロ3世に就任した中道派ジョン・ブラノックスを軸にした物語が紡がれる。ジュード・ロウがピウス13世、ジョン・マルコヴィッチがブラノックスを演じた。

ドラマではサン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂など、バチカン内部に実在する建物が再現された。取材規制の厳しいバチカンではロケができないため、撮影はすべて舞台セット。ヨーロッパ最大級の撮影所として知られるイタリア・ローマのチネチッタを、ドラマの建造物が半分以上占拠するほど大がかりな撮影になったという。プロダクションデザイナーのルドヴィカ・フェラーリオ曰く、難関だったのはサン・ピエトロ大聖堂の再現。映像の中で彼女は「中央身廊と大天蓋のエリアはイタリア最大の撮影所でも足りないほど巨大」「実物とは異なる比率で作って実物と同じに見えるように設計した」と制作秘話を語っている。

またイタリア在住歴が長く、ルネサンス美術への造詣も深いヤマザキは「まるでバチカン内部で撮ったかのように再現されていることがびっくり」とコメント。さらに「特に感動したのがコンクラーベ（教皇選挙）の際に枢機卿の1人が礼拝堂の壁にあるトイレのドアから出てくるシーン。本当にあんなところにトイレなんてあるのかどうか知りませんけど、緊迫感漲る空間に水の流れる音が響いてるなんて、誰も思いつかない演出でしょう。完璧であるはずのバチカンのイメージを洒落で崩すそのセンスがもう秀逸！」と魅力を語る。インタビューの全容は、5月23日放送のミニ特番「ヤマザキマリと語る！『ニュー・ポープ 悩める新教皇』注目ポイント」でオンエア。

「ニュー・ポープ 悩める新教皇」は字幕版の第1話が5月23日19時45分よりスターチャンネルで先行無料放送。「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」では字幕版・吹替版ともに5月27日より配信される。

「ニュー・ポープ 悩める新教皇」

字幕版（放送）

スターチャンネル1
5月24日（月）スタート 毎週月曜 23:00～ ※5月23日に第1話の無料放送あり

吹替版（放送）

スターチャンネル3
5月26日（水）スタート 毎週水曜 22:00～ ※第1話は無料放送

字幕版・吹替版（配信）

Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」5月27日（木）配信スタート 毎週木曜更新
※字幕版第1話が6月25日まで無料配信

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