劇団シェイクスピアシアター主宰の演出家・出口典雄が、12月16日に誤嚥性肺炎のため死去した。80歳だった。
出口は1940年、島根県生まれ。東京大学文学部美学科を卒業後、文学座、劇団四季を経て、1975年に劇団シェイクスピアシアターを立ち上げる。1981年に上演された「アントニーとクレオパトラ」をもって、ウィリアム・シェイクスピアの全作品37作の上演を達成。1978年に第13回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞し、1981年の第16回紀伊國屋演劇賞では、劇団シェイクスピアシアターとして団体賞を受賞した。
なお葬儀は12月20日に家族葬にて執り行われた。