ファナティック ハリウッドの狂愛者
20/9/2(水)
(C)BILL KENWRIGHT LTD, 2019
『サタデー・ナイト・フィーバー』で人気スターの座についた頃は、アメリカの好青年というイメージだったジョン・トラボルタは、ニコラス・ケイジといい勝負でどんどん“壊れて”いっている。
主演だけでなく、プロデューサーとしても名を連ねている最新作『ファナティック ハリウッドの狂愛者』も“壊れ方”と“危なさ”が強力だ。「トラボルタ史上最狂」という宣伝文句にも偽りなし。
キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞した『ミザリー』、ロバート・デ・ニーロの怪演が話題を呼んだ、著名人に執着する異常心理を描いたストーカー・スリラーの傑作たちと肩を並べる怪作を監督したのは、ロック・バンド、リンプ・ビズキットのメンバーであるフレッド・ダースト。ファンがストーカーへと変貌していく様は実体験が基になっているという。この手の映画が好きな人には絶対のオススメ。リンプ・ビズキットの『ザ・トゥルース』も映画の中で鳴り響いていた。
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