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堤幸彦が“精子バンク”テーマの会話劇を監督、コロナ禍に影響受けた俳優の企画に賛同

ナタリー

20/12/9(水) 20:00

「Truth(仮題)」 (c)ハラダケイコ

堤幸彦が新作映画「Truth(仮題)」の原案と監督を担当することがわかった。

「明日の記憶」や「2LDK」で堤とタッグを組んだ三浦有為子が脚本を手がける本作。ある男の葬儀後に集まった女性3人が、その男に3股をかけられていたと知り、物語が展開していく。劇中では、精子バンクをテーマに3人の会話劇が繰り広げられる。「今夜新宿で、彼女は、」の広山詞葉、声優としても活動する福宮あやの、Netflixオリジナルドラマ「呪怨:呪いの家」の河野知美がキャストに名を連ね、佐藤二朗が特別出演した。

本作の企画は広山が発起人となり、新型コロナウイルス感染拡大によって撮影や舞台が中止・延期となってしまった俳優仲間に声をかけたことからスタート。文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」申請締切日前日から始まったこの企画と熱意を知り、堤がメガホンを取ることとなった。この発表にあたり堤は「まるで“見えざる手”に引っ張られるように、経験できなかった衝動的な学生映画のように、この作品を撮ってしまった。しかしそれこそが“映画を創る”という行為なのだ! あらためてその実感を得た私は、また、前に進めるのだ」とコメントしている。

「Truth」は国内での上映のほか、映画祭への出展も予定している。YouTubeでは予告編も公開中。

堤幸彦 コメント

コロナ状況であるとか、前期高齢者になったとか、自主映画であるとか、そんなことではなく、撮りたい脚本と役者の尋常ならざる熱意がそこにあって、必要にて最小限のチームで、まるで“見えざる手”に引っ張られるように、経験できなかった衝動的な学生映画のように、この作品を撮ってしまった。しかしそれこそが“映画を創る”という行為なのだ!
あらためてその実感を得た私は、また、前に進めるのだ。

広山詞葉 コメント

今年は撮影前日にストップとなった作品もあり、このまま2020年が終わってしまうのは嫌だ!と今回の企画を立ち上げました。何かやらねばと自分から動き出してみると沢山の粋な大人が手を差し伸べてくださいました。監督はじめ堤組の皆様や先輩・佐藤二朗さん、一流の皆様が時間を割いてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。作品作りを通じて学ぶのはいつも“人とのつながり”。
予告編は一見トリッキーですが、35歳女の切実な想いを描いています。

福宮あやの コメント

声優として活動している私が、堤監督の映画に実写で出演?! しかもほぼ3人のみの映画!! まさかの、天変地異が起こったような、夢のような巡り合わせに感謝の言葉だけでは足りない思いです。最高の監督と最高のスタッフさんに導いて頂いて新しい世界に飛び立つことができて本当に幸せです。
自分でも知らなかったあんな表情満載の映画、本編を沢山の方に見て頂ける日が待ち遠しいです。

河野知美 コメント

この映画は「生欲」の話です。子供をもつと覚悟を決めて、自ら生きる。この作品もまさに堤監督、三浦さん、スタッフ、わたしたち3人の「生欲」から産まれた作品です。3人の女の壮絶な戦いは、本来人間がもつ本能そのもの。そして、その裏には必ず「死」がある事もこの作品は伝えていると私は思っています。

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