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イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モレッツが分析 『グレタ GRETA』インタビュー映像

リアルサウンド

19/10/31(木) 11:00

 11月8日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショーとなる『グレタ GRETA』のインタビュー映像が公開された。

参考:『グレタ GRETA』特別映像公開 イザベル・ユペールがクロエ・グレース・モレッツを尾け回す

 イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モレッツが初共演にしてW主演を果たす本作は、『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダンが監督を務めたスリラー。ニューヨークの高級レストランでウェイトレスとして働くフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)は、帰宅中の地下鉄の座席に誰かが置き忘れたバッグを見つける。持ち主は、都会の片隅にひっそりと孤独に暮らす未亡人グレタ(イザベル・ユペール)。彼女の家までバッグを届けたフランシスは、彼女に亡き母への愛情を重ね、年の離れた友人として親密に付き合うようになる。しかしその絆は、やがてストーカーのようなつきまといへと発展し、フランシスは友人のエリカ(マイカ・モンロー)とともに恐ろしい出来事に巻き込まれていく。

 公開されたのは、“グレタ”という人物について、演じているユペールと、そのターゲットとなるモレッツがそれぞれ分析するインタビュー映像。映画制作の初期段階にあった2016年当初、もともとは全く違う「The Widow」(=未亡人の意味)というタイトルだった本作だが、最終的にはユペールが演じている未亡人の役柄がそのままタイトルロールとして採用された。

 観る者にそれだけ強烈な印象を与える未亡人グレタについて、ユペールは、「彼女の取る行動はさみしさからくるもの」と分析。バッグをきっかけに孤独を埋めるターゲットとしていくフランシスについて、「グレタはフランシスの優しさや純真さ、美しさに惹かれる」と説明する。モレッツは、フランシスという役柄をオープンな人物であると評しながらも、「自分の心をさらけ出す子は恰好の餌食にもなる」と分析し、「母親を亡くしたから、そういう存在を探し求めている。グレタがその隙を突く」と、フランシスが持つバックボーンがグレタに付け込まれていくことを説明。「脚本の初校は設定が違っていて無力な女性として描かれていたのだけど、イザベルの出演が決まってからは、数段興味深く、怖いキャラクターになった」と、“グレタ”という人物の強烈さについて語る。

 ユペールは、「物語の第一部におけるグレタは、とてもはかなげで、要求の多い、シャイな人物に見える。繰り返し孤独を訴え、孤独ゆえにあのような行動に出るのかもしれない。でも物語が進行すると、気まぐれで、いろいろな顔を持つことが分かってくる。グレタには決して共感できないでしょう。」とも語っている。ちなみに、グレタのラストネームである“Hideg”は、グレタの故郷であるハンガリー語で“冷たい”という意味。果たしてグレタとはいったいどんな人物なのか。(リアルサウンド編集部)

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