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いま、最高の一本に出会える

バルセロナ交響楽団 (c)May_Zircus

大野和士音楽監督・指揮 バルセロナ交響楽団 ベートーヴェン・イヤーの開幕を告げる「歓喜の歌」

ぴあ

19/7/19(金) 7:00

来年2020年はオリンピック・イヤーであると同時に、生誕250年を迎えたベートーヴェン・イヤーでもある。クラシック界はこの久々の大きなメモリアルイヤーに向けて準備万端。ベートーヴェンにまつわるさまざまなイベントが用意されることになるだろう。

その開幕を告げる華やかなイベントが、日本を代表する指揮者大野和士率いるスペインの名門バルセロナ交響楽団による「第九」公演だ。ベートーヴェンの交響曲第9番「第九」といえば、日本では年末の風物詩としてすっかり定着した人気曲だが、これは日本独特の風習だ。ワールドワイドな状況はといえば、祝祭的なイベントや記念イベントで演奏されることが圧倒的に多い名曲なのだ。というわけで、栄えあるメモリアルイヤーの幕開けに「第九」を聴くのはとても自然な流れに思えてくる。

この公演で、「第九」とのカップリングに選ばれた作品が、今年5月にバルセロナで世界初演されたファヴィア・サントコフスキーの『2つの三味線のための協奏曲』というのも興味深い。ソリストに三味線奏者の「吉田兄弟」を迎えたこの新作が、「第九」と同じ時間軸の中でどのような化学変化を起こすのかに注目したい。

●公演情報

7月24日(水) オーチャードホール
「大野和士指揮 バルセロナ交響楽団」

●大野和士(指揮)

(c)May_Zircus

東京生まれ。東京藝術大学卒。ピアノ、作曲を安藤久義氏、指揮を遠藤雅古氏に師事。
バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。
1987年イタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。以後、世界各地でオペラ公演ならびにシンフォニーコンサートの客演で聴衆を魅了し続けている。
90-96年クロアチア、ザグレブ・フィル音楽監督。96-2002年ドイツ、バーデン州立歌劇場音楽総監督。92-99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02-08年ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)音楽監督。12-15年イタリアのアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、08-17年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者を歴任。15年から東京都交響楽団ならびにバルセロナ交響楽団音楽監督。18年9月、新国立劇場オペラ芸術監督に就任。
オペラでは、07年6月にミラノ・スカラ座デビュー。その後、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭への出演などが相次いでいる。
芸術選奨文部大臣新人賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。
17年5月、大野和士が9年間率いたリヨン歌劇場は、インターナショナル・オペラ・アワードで「最優秀オペラハウス2017」を獲得。6月にはフランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からもリヨン市特別メダルが授与された。

●バルセロナ交響楽団

1944年創立。2015年9月から大野和士が音楽監督を務めている。
その70年以上の歴史を通して、世界的に著名なソリストと共に、ファリャ、アルベニス、バルトーク、ビゼー、ロドリーゴらの作品に焦点を当てた録音をリリース。近年では大野和士指揮によるショスタコーヴィチ:交響曲第13番≪バビ・ヤール≫のライヴ録音がALTUSレーベルよりリリースされた。
著名な指揮者やソリストの客演も多く、これまでにエリアフ・インバル、ダニエル・バレンボイム、トン・コープマン、マルク・ミンコフスキーらの指揮者、ラドゥ・ルプー、モンセラート・カヴァリエ、アリシア・デ・ラローチャ、ミッシャ・マイスキー、ピンカス・ズーカーマン、マルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、ワディム・レーピンらのソリストと共演。
ツアーも楽団にとって重要なプロジェクトのひとつであり、ニューヨークのカーネギー・ホールなど世界的に著名なホールへ客演、ロイヤル・アルバート・ホールで開催されるBBCプロムスなど国際的な音楽祭に出演している。
リセウ大劇場でのオペラ公演にも定期的に参加しており、近年ではプロコフィエフ『賭博』、R. シュトラウス『ダフネ』、モーツァルト『魔笛』、ワーグナー『リエンツィ』、プッチーニ『外套』などに出演した。
クラシック音楽から現代音楽まですべてのジャンル、とりわけカタルーニャ地方の作曲家の作品の普及に努めている。 今回の来日は実に24年ぶりとなる。

●吉田兄弟

吉田良一郎 1977年7月26日生 / 吉田健一 1979年12月16日生 北海道登別市出身。
ともに5歳より三味線を習い始め、1990年より津軽三味線奏者 初代佐々木孝に師事。
津軽三味線の全国大会で頭角を現し、1999年アルバム「いぶき」でメジャーデビュー。
邦楽界では異例のヒットを記録し、以降、現在まで13枚のアルバム他をリリース。
近年では、「連載完結記念 NARUTO-ナルト-展」シアター映像用に提供した楽曲がリリースされる。
2003年の全米デビュー以降、世界各国での演奏活動や、国内外問わず様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
今年は「吉田兄弟コンサート2017」など各種公演を日本全国で展開中。
また、良一郎は代表的な和楽器(三味線・尺八・箏・太鼓)による学校公演を中心とした新・純邦楽ユニット『WASABI』を始動させ、健一は若手トップクラスの奏者が集結した津軽三味線集団『疾風』をプロデュースするなど個々の活動の幅も広げ、日本の伝統芸能の枠を超えて、ワールドワイドに活躍できるアーティストとして期待されている。

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