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三木眞一郎&宮野真守が切ない恋を紡ぐ、みきくらのかい「怪談贋皿屋敷」本日開催

ナタリー

20/12/19(土) 10:28

みきくらのかい 第2回公演リーディング「怪談贋皿屋敷(かいだんにせさらやしき)」より。(撮影:大石隼土)

みきくらのかい「怪談贋皿屋敷(かいだんにせさらやしき)」が、本日12月19日に東京・日本教育会館 一ツ橋ホールで上演される。公演に先駆け昨日18日、ゲネプロが行われた。

みきくらのかいは、声優の三木眞一郎と、劇作家・演出家の倉本朋幸によるリーディングユニット。同ユニットでは、昨年の第1回公演で横内謙介の「いとしの儚」を上演し、今年8・9月には特別公演として、同じく横内の「曲がり角の悲劇」を配信した。第2回公演となる今回は、横内が1992年に発表した戯曲「怪談・贋皿屋敷」を、倉本の演出、三木とゲストの宮野真守によるリーディングで立ち上げる。

劇中では江戸時代、直参旗本・青山播磨の屋敷を舞台にした物語が展開。遊び放題、金も使い放題の悪徳旗本である播磨には悪いうわさが絶えず、天下の公儀お目付役が、御用金横領をかぎつけて播磨の身辺を探り始めていた。捜査の目を逃れるため、家老の山岸次郎佐衛門、彦兵衛、謎の協力者・園部上総之介は播磨に、ある提案をする。それは盗んだ御用金を隠した枯井戸について「井戸で女が死に、呪いと祟りがある」という幽霊話を作り出して、世間をあざむこうというものだった。屋敷で働く“うすのろ”女中のお菊は、彼らの筋書きに巻き込まれ……。

舞台上には台本や刀、皿などの小道具が載った机と椅子が2組、距離を保って置かれた。ステージ奥は初め壁がむき出しになっているが、三木と宮野の登場と共に大黒幕が下りてくる。着席した2人が目を合わせて微笑み、互いにお辞儀をすると、大黒幕の上から井戸をかたどった環状の舞台装置がゆっくりと登場し、物語の始まりを感じさせた。

三木は白を基調とした衣装、宮野は黒を基調とした衣装をそれぞれ身にまとう。2人は着席して台本を読みながらも、時折客席に目線を送ったり、大きな身振り手振りを交えたりして舞台に動きを与えた。

彼らは声のトーンや口調を巧みに操り、2人だけで多くの登場人物を演じ分けていく。三木は、強いコンプレックスからもごもごした物言いをしていたお菊が、播磨に惹かれることで次第にポジティブに変わっていく様子を、話し方や表情の変化で爽やかに、かつ愛らしく演じる。一方、腹に一物ある上総之介が奸計を巡らせる場面では、彼の冷酷さを淡々としたセリフ回しで示した。

緩急自在の語りと顔全体を使った豊かな表情で魅せる宮野は、お菊の意地悪な女中仲間を嫌みたっぷりな甲高い声で、公儀お目付役の岩田をどっしりとした低音で演じる。さらに宮野は、普段は威張っている播磨がお菊の前でだけ見せる優しい一面を柔らかな声色で表現し、観客を魅了した。三木と宮野が紡ぐお菊と播磨の切ない恋の行方に注目してほしい。

また開幕に際し、演出を務める倉本からのコメントも到着。倉本は「言葉の力を 私たちは信じています 物語の力を だからこそ、シンプルに本当に実力がある声優だからこそ、成立する方法だと自負しています」と出来栄えに自信をのぞかせている。

公演は本日12月19日のみ、14:30開演回と18:30開演回の2回行われる。なお今後のみきくらのかいの活動については、公式サイトやTwitterでアナウンスされる予定だ。

倉本朋幸コメント

ご挨拶

この度は、このようなご時世の中、

会場に足を運んでいただきまして誠にありがとうございます。

みきくらのかいでは、

スーパー歌舞伎「新三国志」・「ワンピース」などの作品を生み出す、

扉座の横内謙介さんの作品を取り上げ、 日本語の美しさや強さを全面に打ち出し、

日本古来から現在も続く「読み聞かせ」という手法を取っています。

“派手な演出で見せるのではなく、俳優がシンプルに作品の言葉を観客に伝えていく”

日本語が本来持つ美しさ、力強さ、を最大限に活かし、

シンプルかつ力強く、遠くへ、物語や風景へ、と観客を誘っていく。

延いては、声優界で知らない人はいないであろう「三木眞一郎」が

己の今まで培ってきた経験と力を、 物語と言葉に吹き込む。

そこに観客の皆さんの想像力が相まって、作品が成立していく。

言葉の力を

私たちは信じています

物語の力を

だからこそ、

シンプルに本当に実力がある声優だからこそ、成立する方法だと自負しています。

みきくらのかい 第2回公演リーディング「怪談贋皿屋敷(かいだんにせさらやしき)」

2020年12月19日(土)
東京都 日本教育会館 一ツ橋ホール

原作:横内謙介「怪談贋皿屋敷」
脚色・演出:倉本朋幸
出演:三木眞一郎、宮野真守

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