玉川奈々福の 浪花節的ココロ
臆面もない~木馬亭の楽屋にて
毎月連載
第1回
18/12/7(金)
はじめまして。浪曲師の玉川奈々福と申します。
浪曲––––もともとは「浪花節」と申しましたが、三味線一丁とともに、節(歌うような部分)と啖呵(語りの部分)に乗せて物語を語る芸です。広沢虎造の『清水次郎長伝』でご存知の方もいるかもしれませんね。落語、講談と並べて ‘三大話芸’ なんていう言い方もあるようです。
そんな芸を生業にしております私ですが、今回の連載、その浪曲に流れる ‘ココロ’ の部分を、語っていきたいと思います。落語、講談、そのいずれとも違う、浪花節のココロ。
私は浪花節に、人間の色気をとても感じるのです。それが最大の魅力だとおもっています。
というわけで、初回の浪花節的ココロは……「臆面もない」。
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内