映画『ステップ』の予告編が公開された。

4月3日から公開される同作は、結婚3年目、30歳の若さで妻・朋子に先立たれた健一とその娘・美紀が、彼らを取り巻く人々との交流の中で成長していく姿を描いた作品。亡き妻への想いから男手1つで娘を育てることを決断し10年間歩み続ける健一役を山田孝之、2歳から12歳までの美紀役をオーディションで選ばれた中野翠咲、白鳥玉季、田中里念がそれぞれ演じる。

秦基博が歌う主題歌“在る”を使用した予告編には、健一が日々家事、育児に奮闘する様子や、「もうダメかもしれないな…」と弱音をこぼすシーン、「ギブアップしたくないんですよ、男手一つの子育て」と語る場面に加えて、伊藤沙莉演じる保育士「ケロ先生」、川栄李奈演じる朋子の面影を持つカフェ店員・舞、広末涼子演じる同僚の奈々恵、余貴美子と國村隼が演じる義父母の姿が映し出されている。

作品を鑑賞した原作者の重松清は「観る人の年齢や家族環境、そのときの状況によって視点を変えながら、読者が長くつき合っていける小説を書きたいと思っているので、この映画はその理想と同じような愛され方ができる作品になったと思う！」「その先をまた書きたいと思った」とコメント。今回の発表とあわせてポスタービジュアルが公開された。