エレファント・マン〈4K修復版〉
20/7/7(火)
エレファント・マン〈4K修復版〉 (C)1980 BROOKSFILMS LTD
エレファント・マン=ジョゼフ・メリックの哀しい半生の物語。デヴィッド・リンチ監督作品にしてはずいぶんと感傷的な映画だなとの印象をずっと抱いていた。
ただ、今回改めて観るとまったく違う印象といおうか。別の側面が浮かび上がってきた。
この映画は、実は匿名性の中に潜む醜悪さと悪気のなさを見せつけている。
メリックが見ず知らずの人間に囲まれるシーンがあるが、ここは現在のネットやSNSでの誹謗中傷を可視化したよう。
映画というのは時を経てみると、また違った発見があるのはよくあること。この作品も、いまの時代となるとまったく違ったことが見えてくるところがきっとあるはずだ。
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