劇場アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」の主題歌である、ヨルシカによる「花に亡霊」のMVがYouTubeで公開された。

志田未来と花江夏樹がダブル主演を務める本作は、「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第2弾。“ムゲ（無限大謎人間）”というあだ名で呼ばれる中学2年生・笹木美代が不思議なお面を被って猫に変身し、大好きなクラスメイト・日之出賢人と交流するさまを描く。ヨルシカは主題歌「花に亡霊」のほか、挿入歌「夜行」も担当している。

このたび公開された映像は、これまでもヨルシカのMVを手がけてきたぽぷりかがディレクターを務め、映画本編のシーンで構成されたもの。人間の姿のムゲが日之出と手をつなぐシーンや、浴衣を着てキスする場面などが収められている。ぽぷりかは「映画本編とは違ったヨルシカのMVらしい空気感が出るようにという意図のもと編集しており、表現豊かなムゲの表情や仕草と、後ろ姿ばかりであまり表情の読めない日之出君が何を考えているのか、イメージしながら見ていただけると嬉しいです」と狙いを明かした。

またこのたび、ムゲ役の志田と日之出役の花江から、主題歌に関するコメントが到着。志田は「私自身、学生時代のあの夏を思い出して甘酸っぱい気持ちになりました」と、花江は「歌詞が作品とリンクしていて思わず涙がこぼれてしまいますね。ムゲが大人になっていく姿と段々力強くなっていく音が重なって惹き込まれてしまいました」と絶賛している。

「泣きたい私は猫をかぶる」は6月5日に全国公開。

志田未来 コメント

自分に素直になれない気持ちや抑え込んでしまっている気持ちをゆっくりと解放してくれるようなヨルシカさんの美しい歌声と、儚くも抑揚のあるメロディーがとても素敵な曲だと思いました。私自身、学生時代のあの夏を思い出して甘酸っぱい気持ちになりました。ムゲの真っ直ぐなところや純粋さを意識してお芝居をしていたので、ヨルシカさんの曲がムゲの気持ちとマッチしていて、物語をさらに深く感じさせてくださると思いました。

花江夏樹 コメント

泣き猫の雰囲気にとても合った音と切なくもすっと入ってくる歌声がとても素敵だと思いました。歌詞が作品とリンクしていて思わず涙がこぼれてしまいますね。ムゲが大人になっていく姿と段々力強くなっていく音が重なって惹き込まれてしまいました。
「花に亡霊」は、泣き猫にぴったりな楽曲だと思います！

(c)2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会