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高畑充希、『メゾン・ド・ポリス』“おじさま”メンバーに「ギャップがあって素敵」

リアルサウンド

19/1/6(日) 22:00

 1月6日、六本木ヒルズクラブにて11日よりスタートするドラマ『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の特別試写会&舞台挨拶が開催。高畑充希、西島秀俊、小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣が登壇した。

【写真】おじさまたちの和気藹々の雰囲気で行われた舞台挨拶

 高畑演じる新人刑事・牧野ひよりが、退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、ワケありの“おじさま”たちに振り回されながら事件を解決していく一話完結の刑事ドラマ。高畑はTBSドラマ初主演にして、初の刑事役に挑む。

 「あけましておめでとうございます」と、それぞれ笑顔を見せたキャスト陣。高畑は「初めての刑事役なのでドキドキしながら現場に入ったんですけど、みなさんとの撮影はめちゃくちゃ和やかで、毎日現場に行くのが楽しいです。これから先も楽しいドラマになるように、がんばっていきたいと思います」と意気込んだ。

 続く西島も、日本を代表する役者陣との共演に緊張しながら現場入りしたというが「本当に和やかで、緊張せずに現場は進んでいます」と、現場の空気感についてコメント。また『とと姉ちゃん』(NHK総合)で父親役を演じた高畑との再共演について「今回は、ひよりというひとりの女性刑事を(シェアハウスの住人)全員で父親代わりのように育てていくドラマでもあります。優しく、ときには厳しく指導して、ひとりの立派な刑事に育てていきたいと思っています。楽しみにしていてください」とアピールした。

 高畑と西島の言葉通り、この日も終始和やかムード。最近は、最年長になる現場が多いという小日向が「今回は、近藤真彦さんが……」と切り出すと、近藤がすかさず「オイ!」とツッコミを入れるなど和気藹々。小日向は「すみません(笑)、近藤正臣さんと角野卓造さんの2人がいるので、甘えたような、ミソッカスのような気分でいられるのが心地良い。野口さんは学生時代から見ているから先輩のような感覚だし、西島くんも見た目はあれだけど、実はそんなに若くないし(笑)。高畑さんは孫を見ているような気分で、穏やかな現場です……僕はまだ、4回しか現場に行っていないんですけど」と、きっちりオチを付けて会場を笑わせた。

 「高畑さん、西島さんに続いて若い野口五郎です」と切り出した野口は、民放連ドラへの出演が『ケイゾク』(TBS系)以来20年ぶり。この日、イベントが行われたのは六本木ヒルズの51階ということで「控え室に着いたら、小日向さんが青山墓地を見て、『みんなお墓どこにするの?』って(笑)」と明かすと、会場は大爆笑。「終活の話題ばかりですが、楽しい現場です」とほほえんだ。

 一方、角野は「今までは女房と母親の間で板挟みになったり、上司と部下の間でサンドイッチになったり、軟弱な役が多かったのですが、今回は所轄のたたき上げ。本当に嬉しいです(笑)。自分の中で眠っている凶暴さがムクムクと目を覚ましたよう」と力強く語り、近藤は「(自身の役柄について)私は一体何者かを探っているところ。きっと、ただみなさんの面倒を見ている立場じゃないだろうと……。展開が早くてめまぐるしいです。ひよりがなぜ警察官になったのかなど、謎はコロコロと転がっています」とドラマの見どころを明かした。

 今回初の刑事役に挑む高畑は、「スーツを着て、髪も短くして、黄色いダウンを着ると、すごく強くなれた気になるんです。柔道のシーンを撮った時にも、強くなった気で行ったけど、やったことがないのでボロボロで(笑)。私生活でも女の子っぽいところを忘れつつあるので、ちゃんとしなきゃなと思っています」と、裏話を告白。また髪の毛を切った経緯について「一から衣装を決めていく中で、ひよりちゃんはあんまり女の子っぽくない、化粧っ気もなくて……というイメージができたので、パツンと切ったほうがいいのではと思って」と説明し、「シャンプーも三分の一くらいになって、ドライヤーの時間も短くなった。ドライヤーの時間って、この世で一番無駄な時間だと思っていたので、それが減って清々しい気持ちです(笑)」と、思いがけないボブヘアのメリットについて語った。

 ドラマについて西島は「今回は、こひさん(小日向)を除く全員ギャップがあって、シェアハウスにいる時と、捜査モードに入った時では顔つきも変わってくる。それが充希ちゃんも一番“おじキュン”だと言っていたので、普段のダラダラしたところと、捜査のキリっとしたところのギャップを楽しんでもらえれば」と自信たっぷり。この“おじキュン”というキーワードは高畑考案だといい、高畑が「おじさま方は、めちゃくちゃギャップがあって素敵なので、どんなタイプが好きな方でも、きっと大好きなおひと方がきっと見つかると思います」と笑いをこらえながら話すと、近藤が「何を言っているの?」と冷静に声をかけ、その横で西島が爆笑する一幕も。

 続けて現場の雰囲気を聞かれた小日向は「心地良い静かさ。あとは、健康の話をよくしますね。ちゃんと定期検診を受けたとか、受けてないならちゃんとやっといたほうがいいよとか。少しずつ死が見えてきたというか、歳をとったんだなと思いますね」と、“おじさま”ならでは本音を明かし、「おじキュンって、西島くんはあるけど、僕らはあんまりないよね」とタジタジ。それに対して野口は「『青いリンゴ』でデビューした僕が、この会話のひとりに入るとは夢にも思わなかった」と吐露すると、小日向を筆頭に共演者たちは声を上げて大笑いだった。

 また最年長の近藤は、共演者の印象について「こういう世代が集まるドラマは少ない。その中でみっちゃん(高畑)がいるのが、年寄りにとってはとっても気持ちいいんです。あと、野口五郎さんは変な人です。モノをいっぱいため込みます。冬眠前のリスみたい」と暴露すると、野口は「異論はありません。一番大人なのは高畑さん。おじさんたちが集まってワサワサしているだけで、一番キリッとしているのが高畑さん」と絶賛。それを受けた高畑は「お墓の話には加われないから、横でなんとなく聞きながら(笑)。現場では“カソウ”して撮るシーンがあるので……」と話し始めると、西島が「この“カソウ”は“仮装”ね。“火葬”じゃないからね」と、瞬時に補足するなど息ぴったり。高畑は「みなさんと“仮装”で写真を撮ってもらえるのが喜びです」と続け、笑いを誘っていた。

 イベントの最後には、観客がキャストを自由に撮影できる時間も設けられ、会場中に響き渡る歓喜の声。俳優陣も観客も笑顔に溢れた撮影タイム終了後には、小日向が自身のスマホでキャストたちを自撮りするなど、最初から最後まで“おじキュン”全開の舞台挨拶となった。

(nakamura omame)

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