中井貴一の主演作「連続ドラマW 華麗なる一族」に内田有紀と麻生祐未が出演する。

山崎豊子の小説をもとにした本作は、高度経済成長期の日本を舞台に、阪神銀行頭取・万俵大介とその一族の繁栄、崩壊を描く物語。中井が大介を演じ、万俵家の長男・鉄平に向井理、次男・銀平に藤ヶ谷太輔（Kis-My-Ft2）が扮する。大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一が脚本を手がけ、「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の西浦正記が監督を務めた。

このたび、野心に満ちた大介の愛人・高須相子役で内田、慎ましやかに大介を支える妻・寧子役で麻生が出演することが明らかに。表向きは住み込みの家庭教師である相子は、息子と娘たちの縁談を司る閨閥（けいばつ）作りに勤しむ役どころだ。一方で、元来の令嬢である寧子は、相子に妻と母の地位を侵食され、妻妾同居という奇異な生活を強いられるようになっていく。

「これまで演じたことのない女性像」と相子を説明する内田は「40代の女優として、自分でも見つけられなかった新しい顔を探し当てたいと思ってます」とコメント。麻生は「時代や環境が違っても、家族や社会を取り巻く人間関係は、普遍的なもの。そんな人間模様の面白さが詰まった名作です。自由を制限された世界で、精一杯、寧子なりの幸せを見つけていきたいと思います」とメッセージを送っている。

全12話の「連続ドラマW 華麗なる一族」は、WOWOWプライムで2021年4月に放送予定。

WOWOW開局30周年記念「連続ドラマW 華麗なる一族」

WOWOWプライム 2021年4月放送予定

内田有紀 コメント

高須相子役が決まったときの印象や意気込み

高須相子は万俵家に関わるキーマンとして大切な役どころですが、彼女の芯の強さと、心の奥底にある女性としての寂しさを丁寧に表現していきたいと思います。また、彼女は私がこれまで演じたことのない女性像。40代の女優として、自分でも見つけられなかった新しい顔を探し当てたいと思ってます。

最初に脚本を読んだときの感想

人間の持つ嫉妬や欲の恐ろしさが描かれており、
読んでいて鳥肌が立ちながらどんどんページをめくっている自分が居ました。
万俵大介の息子までをも利用していく強欲さで、一族の繁栄の様子が描かれているこの世界観がどんなお芝居で表現されるのか、そんな期待に胸が躍りました。
大介を通して、時代の波を作り出す当時の高度成長期の日本の様子も垣間見れて興味深かったです。

視聴者へのメッセージ

「華麗なる一族」は過去に何度か映像化された名作です。
1960年代の日本を舞台とした重厚なテーマが、現代の撮影技術による映像美と音響効果で
また更に進化した作品となって表現されると思います。
私自身も今一度襟を正す思いで挑みますので、是非ご期待ください。

麻生祐未 コメント

万俵寧子役が決まったときの印象や意気込み

「華麗なる一族」の一員に選ばれ、とても嬉しく光栄に思っています。今まで寧子を演じてこられた名優の方々に恥ずかしくないよう、慎重に演じたいと思います。

最初に脚本を読んだときの感想

原作の面白さはそのままに、毎回この世界を覗きたくなるような展開に読んでいてワクワクしました。放送がとても楽しみです。

視聴者へのメッセージ

時代や環境が違っても、家族や社会を取り巻く人間関係は、普遍的なもの。そんな人間模様の面白さが詰まった名作です。自由を制限された世界で、精一杯、寧子なりの幸せを見つけていきたいと思います。