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リュックと添い寝ごはん『neo neo』連載 第2弾 ~宮澤あかり編~ 経堂でボウリングを“PLAY”&アクティブさ全開の名勝負選

リアルサウンド

20/12/4(金) 12:00

 3人組バンド、リュックと添い寝ごはんが12月9日に1stアルバム『neo neo』をリリースし、晴れてメジャーデビューする。そこでリアルサウンドでは、アルバムに収録される中からメンバーが1曲ずつ選び、その楽曲にちなんだ場所におでかけしながら、曲のこと、バンドのこと、貴重な思い出話まで語り合っていく連載企画をスタート。今年3月に高校を卒業したばかり、10代のフレッシュな3人の素顔をたっぷりお届けしていく。第2回目は宮澤あかり(Dr)が登場する。

 バンドの「楽しい係」だという宮澤が選んだ楽曲は「PLAY」。跳ねるリズムで疾走するギターポップナンバーであり、その楽しげなムードと曲名から導き出されたのは、「遊びといえばこれ!」のボウリング。東京・世田谷の庶民派ボウリング場「経堂ボウル」で待ち合わせだ。

 友達と遊びに行ったときにボウリングをやりに行くこともあるという宮澤。「家の近くにはないんで、お台場とか行ったときにやります」とのこと。メンバーともプレイしたことがあるそうで、「ヒデオさん(堂免英敬/Ba)がめっちゃ弱くて(笑)。左利きっていうことに最後まで気づかず、ずっと右手でボール投げてたんですよ」というエピソードを教えてくれた。仲いいな。

 「PLAY」という楽曲については「こういう身体を使う遊びというよりは、ゲーム、RPGみたいなイメージですね。楽しい雰囲気で」と宮澤。「最後のキメのところが変則的で、そこをみんなで話し合って作っていったのが記憶に残っています。あの部分は好きですね」と語ってくれた。

 というわけで、いざボウリングを“PLAY”。平日の昼間にもかかわらず、レーンではボールがピンを弾き飛ばす気持ちのいい音が響いている。編集担当やマネージャーも含めてチーム分けし、シューズを借りて、ボールを選んで、いざゲームスタート。のっけからドラマーらしく(?)スナップを効かせた投球を見せる宮澤。ボールの回転がすごい。だがゲームの主役は彼女ではなく、まさかのスタッフだった……! しょっちゅうボウリング場に通っているというレーベルスタッフがシュアにピンを倒していくなか、宮澤(と筆者)は3回に1回はガーターという体たらく(苦笑)。それでも1投ごとに喜んだりがっかりしたり、ダイナミックに感情を表現しつつニコニコとプレイする宮澤。楽しそうだ。

 悲喜こもごもの10フレームを経て、結局1ゲーム目は、

宮澤:69
レーベルスタッフ:138
筆者:91

 で終了。スタッフの圧勝である。でも宮澤も尻上がりに調子を上げ、9フレーム目では見事ストライクも記録した。これは2ゲーム目に期待だ。

 実は子どもの頃は水泳にサッカー、さらにバドミントンやソフトテニスの経験もあるスポーツ少女だったという宮澤。「けど、得意ではないんですよ(笑)。好きなだけ」。それと同時に小5から小6にかけては児童館でバンド活動もしていたそうで、かなり活発な女の子だったようだ。松本ユウ(Vo/Gt)もサッカーをやっていたり、堂免もマラソンをやっていたり、意外と(?)アクティブなリュックと添い寝ごはんである。

 性格的にも負けず嫌いだそうで、それは今バンドをやっているなかでも生きているという。「このあいだライブをやって、出演しているバンドのドラマーがみんなうまくて、めっちゃ悔しかったんですよ。もっと練習しなきゃなって思いました」。でもその悔しさや努力は表に出すタイプではないそうで、確かにいつも笑顔のイメージではある。だから意外な感じもしたが、そうやって影で悔しさを感じて必死に努力を重ねてきた結果が今なのだろう。

 「PLAY」ということで普段どんな「遊び」をしているのか聞いてみると、最近はメンバー全員ゲームにハマっていて、朝まで電話しながらゲームをやったりすることもあるという。何をプレイしているのか聞くと、ちょっと前までは「スプラトゥーン」、今は「フォートナイト」だそう。夜通しおしゃべりしながらゲームをやるというのは相当仲がいいと言えるが、その仲のよさが音からも滲み出ているのがリュックと添い寝ごはんというバンドである。

 楽曲ごとに違った表情を見せる音楽的なバラエティも、メンバー間で好きな曲を交換し合うコミュニケーションから生まれてきているものだったりするし、その柔軟さと貪欲さも、彼らの個性だと思う。「ほかのバンドを見ていると、『この道に進みたいんだな』っていうのがわかるんですけど、うちらは今どんどん広がっている状態。いろんな曲を聴きまくって、道を広げていこうってやってきて。今それがまとまりつつあるという感じですね」。

 さて、2ゲーム目。チーム変えをして宮澤と筆者の1対1の対決となったのだが、序盤に両者ストライクを取るも、その後はなかなか思うようにピンが倒れてくれない。3フレーム連続でガーターを出し、「うわあああ」と崩れ落ちる宮澤。隣のレーンでは編集担当とスタッフ陣が快調にスコアを重ねている。結局、最終スコアは

宮澤:46
筆者:72

 という切ない結果に。こんな日もあるさ、と慰め合ったのだった。でもやっぱり悔しかったらしく、帰り際まで「またやりましょうね!」と笑顔で言っていた宮澤。ぜひ近いうちにリベンジを!(そのときはメンバーも一緒に)

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■小川智宏
元『ROCKIN’ON JAPAN』副編集長。現在はキュレーションアプリ「antenna*」編集長を務めるかたわら、音楽ライターとして雑誌・webメディアなどで幅広く執筆。

■先行配信情報
リュックと添い寝ごはん「海を越えて」
12月2日(水)配信開始 ダウンロードはこちら

■リリース情報
リュックと添い寝ごはん『neo neo』
2020年12月9日(水)発売
・完全生産限定メジャーデビュー記念盤
【CD+DVD+Tシャツ購入券(購入サイトURL)】:¥2,900+税
・通常盤【CD】:¥2,400+税

<CD収録内容>
1. 海を越えて
2. PLAY
3. グッバイトレイン
4. ホリデイ
5. ノーマル
6. 生活
7. 23
8. 渚とサンダルと
9. あたらしい朝
10. ほたるのうた

<メジャーデビュー記念盤DVD内容>
『neo neo disc』
・『ワンマンショーINお茶の間 Live at SHIBUYA O-nest 2020.08.26』
・ネオトーク
・Recording 2020(Behind The Scenes)
・あたらしい朝(Behind The Scenes)
・生活(Behind The Scenes)
・グッバイトレイン(Behind The Scenes)

<先着予約購入特典>
・タワーレコード全国各店、タワーレコード オンライン
直筆「落書き入り」ポストカード(期間限定)
・Amazon.co.jp
オリジナルステッカー

『neo neo』SPECIAL SITE

リュックと添い寝ごはん / 1st AL「neo neo」全曲試聴 〜みんなで「neo neo」収録曲を聴いてみよう〜[Trailer]

■ツアー情報
リュックと添い寝ごはん 1st album リリースツアー『neo neo』
12月15日(火)名古屋・アポロベイス
12月17日(木)大阪・シャングリラ
12月23日(水)東京・WWW
チケット料金:¥2,500(税込)※各会場ドリンク代別途必要

<生配信ライブチケット詳細>
東京WWW公演ライブのみ、12月23日(水)19:00~Streaming+にて配信
※12月29日(火)23:59までアーカイブ視聴可能

・通常前売りチケット:¥1,500(税込)
【販売期間】12月1日(火)00:00~12月29日(火)21:00まで
※12月21日(月)からはクレジットカード支払い限定
受付はこちら

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