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「デジモン」花江夏樹が“モン”の先輩とのラスト舞台挨拶に感動、キャスト16名集結

ナタリー

20/2/22(土) 15:44

「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」公開記念舞台挨拶の様子。

「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の公開記念舞台挨拶が本日2月22日に東京・新宿バルト9で行われ、花江夏樹、坂本千夏らキャスト16名と監督の田口智久が登壇した。

八神太一ら成長した“選ばれし子どもたち”とパートナーデジモンの深い絆と冒険を描いた本作。この日は3人のほか選ばれし子どもたち役の細谷佳正、三森すずこ、田村睦心、吉田仁美、池田純矢、榎木淳弥、M・A・O、そのパートナーデジモンに声を当てる山口眞弓、重松花鳥、山田きのこ、竹内順子、櫻井孝宏、松本美和、徳光由禾も登壇した。

本作はシリーズ20周年を記念し「デジモンアドベンチャー」の“最後の物語”として企画された作品。メインキャスト全員がそろうのは、この日が最初で最後だそうで、イベントは登壇陣1人ひとりが順番にマイクを持ち、映画やシリーズへの思いを述べる形で進行した。

1999年に放送が開始されたテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」から同シリーズに出演してきたデジモンの声優陣。テイルモン役の徳光は「20年前、今一緒に登壇しているデジモンの皆さんと冒険が始まりました。そして『tri.』で大きくなった(八神)ヒカリやみんなに会うことができました」と共演者やスタッフ、参加アーティスト、ファンへの感謝を伝える。そして「本当にたくさんの思いが詰まった作品。こうして今日までテイルモンとして参加できたことを心からうれしく思っています」と感慨深げな表情を浮かべる。

パタモン役の松本が「泣いちゃいました?」と呼びかけると、客席からは「泣いた!」という声とともに盛大な拍手が。「私も泣いちゃいました。台本を読んでいるときもグッとくるシーンが多すぎて、最後まで読むのに3日ぐらいかかりました(笑)。1回目はちょっと寂しい終わり方に見えるかもしれないけれど、2度3度観るとそこに希望が生まれ、涙の意味も変わってくるかもしれない。よかったらまた観に来てください」と呼びかける。

「ゴマモンでしゃべりたいと思います」と切り出した竹内は「ゴマモンだよ! デジタルワールドにゴマモンはたくさんいるけども、(城戸)丈のパートナーでいるのはオイラだけ! 後にも先にも未来にもオイラだけ! 丈、あとはうまくまとめてくれ!」とゴマモンの声色で挨拶しつつ、丈役の池田に丸投げし笑いを誘う。池田はシリーズに関われた喜びを明かしつつ「ゴマモンのパートナーになれてよかったと心から思います。一ファンとして彼らが出した1つの答え、結論を表現できて幸せでした。本当にありがとうございます」と応答した。

パルモンを意識しなくてもパルモンの声色になってしまうという山田は、20年以上前のオーディションを「とっても気軽に受けて、そのときはこんなことになるとはこれっぽっちも思ってなくて……」と述懐。「昔アニメを観ていた子供たちと一緒に『tri.』をやるとは思わなかったし、ボス(田口)もそう。本当に愛情を込めて込めて作った作品です。自信あります」と力を込めて語る。

太一とヤマトが酒を酌み交わすシーンにグッとくるものがあったというテントモン役の櫻井は「時間の流れを感じるというか。自分もひげを生やしておじさんになっちゃって」と笑う。さらに「一番印象的だったのは、ラスト近くで太一を見たアグモンが目を見開く瞬間。僕がこの『デジモンアドベンチャー』という作品に思っている感情と似ているのかな、と少し自分を重ねて観てしまいました。素晴らしい映画だと思います」と見どころに触れる。

ピヨモン役の重松は「和田(光司)さんの『Butter-Fly』でグッとくるし、1作目の音楽が随所に挿入されている。映像も監督のこだわりがすごいんです。本当にありがとうございますという気持ち。皆さんも絶対また観ますよね? 私も確認したいところがいっぱいなんです」とシリーズへの愛情を弾けさせる。ピヨモンのパートナーである武之内空役の三森は「花鳥さん、ピヨモンが私を空にしてくれた。感謝の気持ちでいっぱい」と伝えた。

ガブモン役の山口は「20年前、みんなが好きで観ていた。そのずっと好きでいてくれた思いが具現化した作品。本当に皆さんに感謝しております。信じていれば、希望を持っていれば次につながるのかな。何度も観ていただければ奇跡は起こると信じています」と、さらなる物語に期待を寄せる。完成試写でボロボロに泣いたというアグモン役の坂本は「『tri.』が始まってからも、もう6年経っていて。デジモンを好きだった子供たちが選ばれし子どもたちの声優に選ばれた。本作でその愛情の深さ、思いの深さを改めて知ることができました。本当にいいチーム。こうしてここに集まることができることが本当にうれしい」と思いの丈をつづった。

花江は「20年前から演じられている“モン”の先輩方と一緒にここに立てていることに本当に感動しています。皆さんの思いがセリフや普段の会話からも伝わってくるので、それに恥じない太一を演じなければ、と思っていました」と尊敬のまなざしを向ける。そして最後に「『tri.』を通して太一たちが成長していった一方で、アグモンたちはずっと変わらずそこにいてくれる。小学生の頃はアグモンのほうが弟のような印象でしたが、今はお兄さんを通り越してお母さんのような安心感。最後も太一のことだけを考えてそっと背中を押してくれてる。『デジモン』の絆を強く感じました」と映画の魅力を語り、舞台挨拶を締めくくった。

「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」は全国の劇場で上映中。

(c)本郷あきよし・東映アニメーション

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