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“激烈でいながら、すごく透明”、地人会新社「リハーサルのあとで」開幕

ナタリー

19/9/2(月) 14:26

地人会新社 第9回公演「リハーサルのあとで」より。

地人会新社「リハーサルのあとで」が、昨日9月1日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。

「リハーサルのあとで」は、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンが演劇的な手法を取り入れて作り上げた、1984年のテレビ映画。同作を舞台作品として立ち上げる本公演では、栗山民也が演出を手がけ、一路真輝、森川由樹、榎木孝明が出演している。

演出家・ヘンリックが稽古の終わった舞台上でまどろんでいると、若い女優アンナが「忘れ物をした」と戻って来る。彼女の両親は俳優で、ヘンリックとは旧知の仲だった。彼がアンナに思い出話や演劇論、俳優論を語り始めると、そこに彼女の母ラーケルが現れ……。

初日を迎えた栗山は、「当たり前のことだが、演劇は人間を描くもの。その人間の無数の感情の奥深くにまでメスを入れ、どこまでもその細部に踏み入っていくベルイマンの視線に、熱い欲望を感じた。激烈でいながら、すごく透明なのだ。随分と背伸びしないと届かない難解な世界だが、そこがまた、どうしようもない深い魅力に思う」とコメントした。公演は9月10日まで。

地人会新社 第9回公演「リハーサルのあとで」

2019年9月1日(日)~10日(火)
東京都 新国立劇場 小劇場

作:イングマール・ベルイマン
訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:一路真輝、森川由樹、榎木孝明

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