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デラシネラ「見立てる」開幕、小野寺修二「裏側の感覚を引っ張り出せれば」

ナタリー

19/2/12(火) 15:11

カンパニーデラシネラ「見立てる」より。(撮影:鈴木穣蔵)

カンパニーデラシネラ「見立てる」が、昨日2月11日に開幕した。

本作は、小野寺修二率いるカンパニーデラシネラによる新作。日本的な表現である“見立て”をテーマに、身体を介して“間(ま)”のあり方にアプローチする。開幕に際し、振付・演出を手がける小野寺は「デラシネラというカンパニーの進む方向を明確にすべく、色々なものを疑い、信じ、作りました! 見えていることが全てではなく、そこに連なっている世界、裏側の感覚を引っ張り出せれば、共感いただければと思います!」とコメントしている。

出演者には小野寺のほか、大庭裕介、崎山莉奈、藤田桃子が名を連ねた。公演は2月17日まで、神奈川・横浜にぎわい座 のげシャーレにて。

小野寺修二コメント

デラシネラというカンパニーの進む方向を明確にすべく、いろいろなものを疑い、信じ、作りました! 見えていることが全てではなく、そこに連なっている世界、裏側の感覚を引っ張り出せれば、共感いただければと思います!

藤田桃子コメント

セリフを全く発しない作品です。演出の小野寺は常日頃「いつかまた言葉のない作品をやりたいやりたい」言う割に、気付くと毎作品ソソソと言葉に寄っていく傾向があり、果たしてその日は来るのかと思っていましたが、今回思い掛けずその機会がやってきました。10年前自身がやっていた「水と油」というマイムカンパニーとも、この10年間デラシネラで試行錯誤してきたこととも違う形態ですが、新しい玩具を見つけた時のような期待があります。言葉がないことで、音楽、照明、美術、衣装、視覚情報全般、スタッフとのがっぷり共同作業はより一段とです。お立会い頂けますと幸いです。心よりお待ちしております!

大庭裕介コメント

人が動詞の“見立てる”を説明するために例えを出すと千差万別になるように、この作品を千人が観たら千通りの感想が出ると思う。お客様は何を見立て、想像し、考え、感じるだろう。終演後には笑顔の人も泣いている人もいるかもしれない。無限の可能性に満ちた作品になりました。

崎山莉奈コメント

稽古で「あとひと間」とよく言います。ひと間なんて秒数にして1秒です。でも、その一瞬の1秒が、何かを渡せる豊かな1秒になるよう丁寧作っていきます。丁寧でありながら、デタラメで矛盾しているようで繋がっている。空間も時間軸もをもぐにゃぐにゃにして見ている人の脳内に届けたいです。

カンパニーデラシネラ「見立てる」

2019年2月11日(月・祝)~17日(日)
神奈川県 横浜にぎわい座 のげシャーレ

振付・演出:小野寺修二
出演:大庭裕介、崎山莉奈、藤田桃子、小野寺修二

「横浜ダンスコレクション2019 METHOD / SPACE / PRESENCE」

2019年1月31日(木)~2月17日(日)
神奈川県 横浜赤レンガ倉庫 1号館、横浜にぎわい座 のげシャーレ

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