Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

BALLISTIK BOYZ、デビュー1年目の大躍進を振り返る 初の単独ツアー行う2020年への期待も

リアルサウンド

19/12/13(金) 7:00

 2019年5月22日、EXILE TRIBEの大型新人グループ・BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)がメジャーデビューを果たした。全員がマイクを握り、アクロバティックなパフォーマンスを繰り広げることから、“7マイク・フリースタイルグループ”と呼ばれている彼ら。そんなハイスペックなニューカマーの怒涛の1年間を振り返る。

(関連:BALLISTIK BOYZが語る、EXILE TRIBE史上初のグループスタイルで挑む“海外進出”への道

 正しくいえば、BALLISTIK BOYZというグループの歴史は2018年から始まっている。BALLISTIK BOYZの結成が発表されたのは、2018年4月30日に放送された番組『週間EXILE』(TBS系)内でのこと。EXILE HIROとDOBERMAN INFINITYが共同プロデュースする7人組ダンス&ボーカルグループとして、平均年齢18.8歳(当時)の個性豊かな7人が集結。グループ名は、EXILE HIROが「全員がマイクを持ち、曲によって歌う人やラップする人が変わり“変幻自在”、“電光石火”的なスピード感のイメージが強かったので」という理由で、“弾丸”を意味するBALLISTIK BOYZと名づけた。

 メンバーは、2017年に開催された「VOCAL BATTLE AUDITION5」のボーカル部門ファイナリストである、日髙竜太・加納嘉将。同じく「VOCAL BATTLE AUDITION 5」のラップ部門ファイナリスト、海沼流星・松井利樹。グローバルな人材を育成する「PROJECT TARO」の一員として本場ニューヨークで技術を磨いた、深堀未来・奥田力也・砂田将宏。3年もの間、留学生活をしていた深堀・奥田・砂田は英語が堪能、ブラジルとのハーフである海沼はポルトガル語のネイティブ(スペイン語を勉強中)、松井は中国語を勉強中と、ワールドワイドなグループとなっている。

 そして、2018年5月、先輩グループであるFANTASTICS from EXILE TRIBEの『夢者修行 FANTASTICS 9』のオープニングアクトでステージデビューを飾ると、大型イベントへの出演を経て、2019年3月にEXILE TRIBE伝統の「武者修行」を実施。「武者修行」の最終日のステージ(3月31日東京・ヴィーナスフォート)にて、5月22日に1stミニアルバム『BALLISTIK BOYZ』でメジャーデビューすることが発表された。同作には、EXILE SHOKICHIが作曲した代表曲「テンハネ-1000%-」や、P-CHO(DOBERMAN INFINITY)・JAY’ED・NAOtheLAIZAから成るプロデュースユニット・OMWが手掛けた人気曲「PASION」など、“やんちゃでカッコいいBALLISTIK BOYZ”を感じるアッパーチューンを多数収録。砂田や奥田が幼少期よりキッズダンサーとしてEXILEのライブサポートをしていたり、日髙が「VOCAL BATTLE AUDITION 4」での落選を経て、デビューの夢を掴み取ったりと、不屈のEXILE魂を脈々と受け継ぐ彼らが、LDHの先輩達が手掛ける楽曲を歌う姿を見ていると胸に迫るものがある。一方で、同作には、日髙・加納・深堀・砂田のボーカルチームが歌うラブソング「Crazy for your love」も収録されており、若さを感じさせる彼らの素顔も垣間見える1枚となっている。

 今年7月には、Jr.EXILE世代のグループ4組がバトルを繰り広げたライブイベント『BATTLE OF TOKYO ~ENTER THE Jr. EXILE~』(7月4~7日千葉・幕張メッセ 国際展示場ホール)にも参戦した。7マイク・フリースタイルグループと称されるだけあって、多彩な声でめまぐるしく歌い繋ぐ様や、メンバー全員でアクロバティックなステージングを繰り広げる様は圧巻。最年少とは思えない気迫で先輩でもある他の3組を挑発し、その存在を知らしめた。さらに、9月にはマレーシアでもプロモーションライブを行い、帰国後のインタビューで奥田は、「日本だけに留まらず、東南アジアとかアメリカとか、世界規模で活動していくことを考えると、もっとちゃんとコンセプトを固めて、パフォーマンス以外でも僕達のことを知ってもらえるようにしないといけないなって思いました」(引用:『OUT of MUSIC Vol.64』)とコメント。もともと世界規模での活躍を見据えて結成されたグループではあるが、実際にグループとして海外で活動を行う中で、より明確に課題や目標が見えてきたようだ。それから約3カ月、12月5日にはベトナムで開催されたクリエイターによるクリエイターのための交流の場『Metub WebTVAsia Awards 2019』に参加し、アジア各国のクリエイター達を沸かせたという。

 そして10月23日には、待望の1stシングル『44RAIDERS』も届けられた。表題曲は“弾丸”を意味するグループ名を持つ彼ららしい、“44口径マグナムのような超スピードで、新時代に向けて、日本から世界へ向けて突き進んでいく”意気込みを歌ったダンスチューンだ。同曲では、ボーカルもラップに挑戦しているほか、MVでは、メンバー全員がアクロバットをできるという強みを活かして、パルクールを取り入れたパフォーマンスを披露。固定概念にとらわれない自由な発想とそのオールマイティーっぷりで、改めて新時代の到来を告げた。ダンス歴の長いメンバーが多い中、グループを結成した時にもダンス歴が1年未満だったという加納の努力が窺えるソロダンスにもぜひ注目してほしい。

 今年デビューしたにも関わらず、『MTV VMAJ 2019』でも今後大躍進が期待されるアーティストに贈られる「Rising Star Award」を受賞し、幸先のいいスタートを切ったBALLISTIK BOYZ。12月31日に『LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE 2019▶2020 “RISING”』に出演した後、来年2月には『LDH PERFECT YEAR 2020』の一環として、初の単独ツアー『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 “BBZ”』も控えている。おちゃめで可愛らしい末っ子要素もありながら、ステージ上では変幻自在なパフォーマンスで只者ではないオーラを放つ7人。2020年はBALLISTIK BOYZから目が離せない。(斉藤碧)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む