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錦戸亮、バンドと共に“不撓不屈”のスタンス見せた武道館無観客ライブ2日目

ナタリー

20/10/9(金) 14:00

錦戸亮(撮影:田中聖太郎)

錦戸亮が昨日10月8日、東京・日本武道館で無観客配信ライブ「錦戸亮 ONLINE LIVE“不撓不屈”at 日本武道館」を開催した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて見送ったアリーナツアーに代わり、前日7日のファンクラブ限定公演に続いて日本武道館史上初の無観客ライブを2日連続で開催した錦戸。1人きりでの弾き語りパフォーマンスを展開した前夜祭に対し、8日のライブではバンドメンバーと共にパワフルなステージを繰り広げた。

開演前のステージの様子を捉えたオープニング映像には田口慎二(G)、山口寛雄(B)、松本ジュン(Key)、河村吉宏(Dr)というバンドメンバーのほかストリングスカルテットの姿も映り、この日のライブが特別なものであることをファンに印象付けた。錦戸がステージに上がり、アコースティックギターを手に歌い始めた1曲目は「オモイデドロボー」。バンドサウンドとストリングスの音色が柔らかく絡み合う。続く「ホンキートンクラプソディ」ではステージ後方の巨大なLEDビジョンに幻想的な映像が灯り、楽曲の世界を彩った。

「僕を観たことある人も初めて観る人も楽しんでいただけるとうれしいです。精一杯がんばるので、最後まで観ていただけると光栄です」と挨拶した錦戸は、続く「狛犬」をノスタルジックなオレンジの照明の下で熱唱。時折カメラ目線の笑顔を送りつつ「キッチン」を歌ったあとはエレキギターに持ち替え、レーザー光線が飛び交う中で「code」の切実なサウンドを届けた。新曲「コノ世界ニサヨウナラ」のあとは「Silence」へ。歌詞に合わせた各パートのアンサンブルでファンを楽しませた。

「今までは自分で作った曲なんですけど……ある方の曲を歌います」という曲紹介に続いて披露されたのは、吉幾三「と・も・子」。冒頭の津軽弁の語りを完璧にカバーしたあとはストリングスの音色に乗せて情感豊かな歌声を響かせ、ファンを笑いから感動に導いた。「スケアクロウ」の力強いパフォーマンスのあとは、河村と山口のソロ合戦から「Tokyoholic」へ。武道館中を激しく明滅するライトとパワフルなバンドサウンドに合わせ、錦戸は迫力あるボーカルを披露した。

錦戸は最後に「いつできるかはまだわかんないですけど、機会があれば次は会場に遊びに来てみてください」と挨拶し、ラストナンバー「ノマド」を披露。壮大なストリングスの音色に彩られながら、自身のメッセージを全国のファンに届けた。エンドロールのあとには2021年1月に錦戸の2ndアルバムがリリースされることがアナウンスされ、ライブを楽しんだファンを大喜びさせた。

錦戸亮 ONLINE LIVE“不撓不屈”at 日本武道館 2020年10月8日 セットリスト

01. オモイデドロボー
02. ホンキートンクラプソディ
03. 狛犬
04. キッチン
05. code
06. コノ世界ニサヨウナラ
07. Silence
08. と・も・子
09. スケアクロウ
10. Tokyoholic
11. ノマド

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