完全なるテレビっ子で、小学生のころは『トムとジェリー』の再放送をよく見ていました。自分にとってはエンタテインメントにおける基本で、あれこそ新感線がつくる舞台のベースになっているものの一つです。ある意味ミュージカルでもあり、ほぼセリフがない分、一つひとつの動きにすべて音が入っている。アカデミー賞で短編アニメ賞を取った『ピアノ・コンサート』とかも、セリフはまったくなし。すべての動きが音楽と効果音だけで表現されているわけで、本当によく出来た作品だなと思います。

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