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破滅的な若者たちとカジュアルズの黎明期を描く イギリス映画『アウェイデイズ』10月公開へ

リアルサウンド

20/7/27(月) 18:00

 イギリス映画『アウェイデイズ』が10月16日より新宿シネマカリテほかにて公開されることが決定した。

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 本作は、ケヴィン・サンプソンが1998年に上梓した同名小説を基に、ポストパンク時代の研ぎ澄まされていたエナジーを収めた青春映画。1979年のマージ-サイドを舞台に、破滅的な若者たちと、英国フットボール発祥の文化“Football Casual”(カジュアルズ)の黎明期を描く。Joy Division、The Cure、Magazine、Echo & The Bunnymen、Ultravoxの音楽をバックに、若者たちが自らの拠りどころを探し、絶対的な者へ憧憬を抱き、そして形成された“族”の中で、避けることのできない運命にもがき苦しむさまを描く。

 母親を1年前に亡くした19歳のカーティは下級公務員として働きながら、郊外の中産階級の家庭で悲しみにくれる父、そして血気盛んな妹モリーと暮らしていた。収入のすべてはクラブ遊び、レコード、サッカー、ライブに費やしている。そんなある日、Echo & The Bunnymenのライブでカーティはエルヴィスに出会う。エルヴィスはカーティが魅了されていた悪名高いギャング集団“パック”の一員だった。彼らはピーターストームにフレッドペリー、ロイスのジーンズ、そしてアディダスのスニーカーを履いてスタジアムで常に問題を起こしていた。エルヴィスはカーティに“パック”と付き合うことが危険であることを警告した。それよりもエルヴィスはカーティの様に芸術、音楽、詩、そして死について語り合える友人をずっと待っていた。そして、いつしかエルヴィスはカーティに夢中になっていく。しかし、カーティの“パック”への憧れはエスカレートして行き、エルヴィスの警告にもかかわらず、危険な世界の扉を徐々に開いていく。

 2009年の本国公開から11年の歳月を経て、今回日本で初公開される。(リアルサウンド編集部)

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